平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

やり続ける事に意味がある

『♬一人じゃないってー 素敵な事ねー♪』

 

 

 

昔、こんな歌がCMで流れてた事を思い出す出来事がありました。

 

 

 

 

なんと、、 こんな閲覧数の少ない弱小ブログを読んで下さった同業の方より、有難いことに共感のメッセージを頂いたのです!

 

 

しかも、送信元は北海道の札幌市!!

 

 

いやー、ネットって本当に世界中と繋がってるんですね(笑)

 

 

 

 

今回メールを下さった方が読んで頂いた記事がこちらで

 

sic.hatenablog.com

sic.hatenablog.com

何と、4年も前の記事!!

 

 

 

書いた本人が忘れる程の記事をよくぞ見つけて頂きました。

 

 

 

 

記事の内容はテーマの通り、就労支援事業を運営する上でのジレンマに触れているのですが、このジレンマって本気で取り組もうとすればするほど実感するものなんです。

 

 

そんな古い記事を読んで共感して頂けるということは、要するに当時とは ”何も変わっていない” ことの表れでもありますよね。
(4年前から僕の文章力も変わってませんが。。)

 

 

 

そんな状況に居ても立っても居られず、今回メッセージを下さったのが北海道の札幌市を拠点とする 就労継続支援B型 ドミノプラス さん。(社名公表の許可を頂きました。)

www.d-plus.dominoplus.jp

HPからも事業所の ”暖かみ” が伝わる、とても素敵な事業所さんです。

 

 

作業内容も、

1・軽作業

2・イラスト制作

3・ハンドメイド

4・パソコン

と充実。

 

 

 

しかも、お昼は手作りランチが提供されるという、至れり尽くせりな環境です(笑)

 

 

 

 

 

今回、そんなドミノプラスさんで取締役を務めておられる古嶋様よりメッセージを頂き、交流がスタートする事になりました。

 

 

 

 

その中で共通した思いを一言で表すと『このままではいけない』という危機感。

 

これに尽きると思います。

 

 

 

近年、障害を証明する手帳の発行数が右肩上がりに増えていて、特にここ最近では児童の数が急増していると。(将来的には福祉就労の利用も増えますね)

 

 

 

そうなると、受け皿となる福祉事業所の数もそれなりに必要になるのですが、そこにはどうしても ”歪” を感じてしまうのです。

 

 

 

今の福祉サービスのその形態は二極化していて、

 

一つは、”想い” が無く、中身が伴わない無い営利企業

 

もう一つは、新たな事に取り組もうとしない古参事業所。

 

 

 

そしてさらに厄介なことが、現場の実態を理解せずに作られたルールがあり、それを無理やり運用しようとする行政がいることです。

 

 

 

 

全てとは言いません。 が、正直言って全体数としてはかなり多いと思っています。

 

 

 

 

福祉だって収益を上げるべきだし、利益も出すべきだと思っています。

 

 

サービス業ですから、しっかりと利益を出して社員さんに還元し、更なるサービスの向上を図る。

 

 

 

これって当たり前のことですよね??

 

 

 

 

ウチはここに関して徹底的にやってます。

 

 

 

利用者さんの利用日数が減っている場合や、逆に増えてる場合もそこには必ず ”理由がある” はずなので、それをちゃんと考えるんです。

 

 

 

 

つい最近も、低所得者向けに7万円の給付金がありましたよね。

 

 

 

実はこれも通所の妨げになり得るんです。 何故だか分かります?

 

 

 

 

 

『働かなくてもいいや』

 

 

 

っていう心理が働くんですよ。

 

 

 

 

 

これは生活保護と同じ原理です。

 

 

 

例えばですが、4万円の生活費を受給していた場合、工賃で3万円得ると翌月の支給は1万円になると。

 

 

 

 

これで誰が働きたいと思います??

 

 

 

 

こういう疑問やジレンマを、ドミノプラスさんでも抱えてたってことです。

 

 

 

 

それでも、僕がブログで書いてるジレンマや歪は、氷山の一角でしかありません。

 

 

 

 

しかし、今の縦割り行政では絶対に解消することはできない。 そう断言できます。

 

 

 

 

それでもやっぱり言い続けなきゃいけないし、やり続けるしかないと思います。

 

 

 

 

言い続けた先や、やり続けた先に何が待っているのかは分かりません。

 

 

 

 

でも、こうやって1,100本の記事を書き続けた意味の一つには、こうやって共感を示して下さる方が一人でも現れたことだと思います。

 

 

 

 

収益が上がらず、経営が苦しい事業所さんがいらっしゃったらご連絡ください。

 

 

 

恐らく大改革になるので痛みを伴うとは思いますが、収益が上がる事で雇用が安定し、更には経営が安定するのでサービスの質も向上していくはずです。

 

 

 

僕自身も今回の件をきっかけに、もう一歩前進していきたいと思います。

 

 

 

 

 

最後に余談ですが、

 

 

 

 

 

なんと、、

 

 

 

 

 

ドミノプラスの代表者様が僕と同じ杉本姓だそうで、なんだかご縁を感じずにはいられませんね(笑)