平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

小さな幸せ

ポッケを探ると10円玉が二枚出てきました。

 

 

握った瞬間、サイズ的に100円玉を想像してしまい、お恥ずかしい。

 

 

 

 

 

でも、何だかラッキーな気持ちになりました。

 

 

 

 

 

ここ最近は、何だか良い感じです。

 

 

 

今日もめちゃくちゃ寒いんだけど、もうすぐ温かくなる予報も出てるし。

 

 

 

 

梅の木が大好きなので、暖かくなるのが待ち遠しいです。

 

 

 

 

 

忙しかったり悩んだり。

 

 

 

気持ちがスッキリしない事も沢山あるけど、日々の暮らしの中で見つかる小さな幸せ。

 

 

 

一つでも多く見つけていきたいものです。

やり続ける事に意味がある

『♬一人じゃないってー 素敵な事ねー♪』

 

 

 

昔、こんな歌がCMで流れてた事を思い出す出来事がありました。

 

 

 

 

なんと、、 こんな閲覧数の少ない弱小ブログを読んで下さった同業の方より、有難いことに共感のメッセージを頂いたのです!

 

 

しかも、送信元は北海道の札幌市!!

 

 

いやー、ネットって本当に世界中と繋がってるんですね(笑)

 

 

 

 

今回メールを下さった方が読んで頂いた記事がこちらで

 

sic.hatenablog.com

sic.hatenablog.com

何と、4年も前の記事!!

 

 

 

書いた本人が忘れる程の記事をよくぞ見つけて頂きました。

 

 

 

 

記事の内容はテーマの通り、就労支援事業を運営する上でのジレンマに触れているのですが、このジレンマって本気で取り組もうとすればするほど実感するものなんです。

 

 

そんな古い記事を読んで共感して頂けるということは、要するに当時とは ”何も変わっていない” ことの表れでもありますよね。
(4年前から僕の文章力も変わってませんが。。)

 

 

 

そんな状況に居ても立っても居られず、今回メッセージを下さったのが北海道の札幌市を拠点とする 就労継続支援B型 ドミノプラス さん。(社名公表の許可を頂きました。)

www.d-plus.dominoplus.jp

HPからも事業所の ”暖かみ” が伝わる、とても素敵な事業所さんです。

 

 

作業内容も、

1・軽作業

2・イラスト制作

3・ハンドメイド

4・パソコン

と充実。

 

 

 

しかも、お昼は手作りランチが提供されるという、至れり尽くせりな環境です(笑)

 

 

 

 

 

今回、そんなドミノプラスさんで取締役を務めておられる古嶋様よりメッセージを頂き、交流がスタートする事になりました。

 

 

 

 

その中で共通した思いを一言で表すと『このままではいけない』という危機感。

 

これに尽きると思います。

 

 

 

近年、障害を証明する手帳の発行数が右肩上がりに増えていて、特にここ最近では児童の数が急増していると。(将来的には福祉就労の利用も増えますね)

 

 

 

そうなると、受け皿となる福祉事業所の数もそれなりに必要になるのですが、そこにはどうしても ”歪” を感じてしまうのです。

 

 

 

今の福祉サービスのその形態は二極化していて、

 

一つは、”想い” が無く、中身が伴わない無い営利企業

 

もう一つは、新たな事に取り組もうとしない古参事業所。

 

 

 

そしてさらに厄介なことが、現場の実態を理解せずに作られたルールがあり、それを無理やり運用しようとする行政がいることです。

 

 

 

 

全てとは言いません。 が、正直言って全体数としてはかなり多いと思っています。

 

 

 

 

福祉だって収益を上げるべきだし、利益も出すべきだと思っています。

 

 

サービス業ですから、しっかりと利益を出して社員さんに還元し、更なるサービスの向上を図る。

 

 

 

これって当たり前のことですよね??

 

 

 

 

ウチはここに関して徹底的にやってます。

 

 

 

利用者さんの利用日数が減っている場合や、逆に増えてる場合もそこには必ず ”理由がある” はずなので、それをちゃんと考えるんです。

 

 

 

 

つい最近も、低所得者向けに7万円の給付金がありましたよね。

 

 

 

実はこれも通所の妨げになり得るんです。 何故だか分かります?

 

 

 

 

 

『働かなくてもいいや』

 

 

 

っていう心理が働くんですよ。

 

 

 

 

 

これは生活保護と同じ原理です。

 

 

 

例えばですが、4万円の生活費を受給していた場合、工賃で3万円得ると翌月の支給は1万円になると。

 

 

 

 

これで誰が働きたいと思います??

 

 

 

 

こういう疑問やジレンマを、ドミノプラスさんでも抱えてたってことです。

 

 

 

 

それでも、僕がブログで書いてるジレンマや歪は、氷山の一角でしかありません。

 

 

 

 

しかし、今の縦割り行政では絶対に解消することはできない。 そう断言できます。

 

 

 

 

それでもやっぱり言い続けなきゃいけないし、やり続けるしかないと思います。

 

 

 

 

言い続けた先や、やり続けた先に何が待っているのかは分かりません。

 

 

 

 

でも、こうやって1,100本の記事を書き続けた意味の一つには、こうやって共感を示して下さる方が一人でも現れたことだと思います。

 

 

 

 

収益が上がらず、経営が苦しい事業所さんがいらっしゃったらご連絡ください。

 

 

 

恐らく大改革になるので痛みを伴うとは思いますが、収益が上がる事で雇用が安定し、更には経営が安定するのでサービスの質も向上していくはずです。

 

 

 

僕自身も今回の件をきっかけに、もう一歩前進していきたいと思います。

 

 

 

 

 

最後に余談ですが、

 

 

 

 

 

なんと、、

 

 

 

 

 

ドミノプラスの代表者様が僕と同じ杉本姓だそうで、なんだかご縁を感じずにはいられませんね(笑)

障害者雇用 双方のミスマッチを防ぐには?

静岡県障害者雇用の機運が高まってると。

news.yahoo.co.jp

この事自体は凄く良い事だと思いますし、数年前から叫ばれていた ”人材不足” という課題を ”外国人” に頼ろうとしていた時から ”障害者雇用” に目を向けるべきだと思っていました。

 

 

国内には就業意欲がありながらも就労に結びついていないケースはまだまだあります。

 

 

 

理由は一概には言えないと思いますが、一つ言えることは ”お互いに情報が足りない” ということでしょう。

 

 

 

 

雇用する側も一人一人がどんな能力に長けていて、どんな仕事に向いているのかという情報が不足していますし、働く側も企業の仕事内容や特徴を把握できずにいると思います。

 

 

 

この静岡県に関する記事の中でも、『ミスマッチをいかに防げるか』ということが書かれてありましたが、正にその点が重要だと思います。

 

 

 

その上で最重要なのが ”どのミスマッチを避けるべきなのか” を理解することだと思います。

 

 

 

この手の取り組みで失敗しがちなのは、”特性と仕事内容のマッチング” ばかりに目が行ってしまい、『この子は集中力が高いからこういう仕事に向いてる』ということばかりきにしてしまう事です。

 

 

 

これは一つの判断基準としてはあるのですが、本当に大事なのは『個々の特性に企業がどれだけ対応できるか』なのです。

 

 

 

特性というのは、決して『仕事内容とマッチングするか』だけとは限らないということ。

 

 

 

人間関係であったり、季節の変わり目で体調を崩しやすかったり、服薬の影響で睡眠に影響が出ていたり、様々な面での企業の理解が必要なのです。

 

 

 

こういった点から見ても、本来であれば就職を希望する障害者には ”就労継続支援施設での2年間の研修” を義務付けるくらいの事をやるべきだと思っています。

 

その上でしっかりとした評価を得て、情報を開示し、企業とマッチングしていく事が本当に大事だと思います。

 

『Aさんは感情の起伏が激しく、感情的になると物を壊す傾向にあります。 その際は職員同伴で別の場所に移動し、気持ちを落ち着かせる事が重要です。』

 

といった具合に、企業へ細かく情報を伝えた上で、それに対応できるかを問うべきです。

 

 

 

 

これをせずにマッチングしてしまうと、双方にとっても最悪の雇用になることだって十分に考えられます。

 

 

 

 

取り組み自体は良いと思うのですが、就労継続支援の価値をもう一度見直し、適切に評価してもらいたいものです。

納税したけどさ!

確定申告のこの時期に、こんなんで本当に良いんやろうか??

 

www.youtube.com

最近は女性議員の不倫報道までありましたよね。

 

 

まぁ、何て言えば良いのでしょうか。

 

 

ここまで自堕落な政治家ばかりを抱えてる国民って幸せになれますかね??

 

 

 

変えて欲しい法律だって山ほどあるのに、政治家は国民の声を聞こうともしなければ、いざ国会開いても ”政治とカネの問題” ばかりで、国民の話なんか一向にする気配無しと。

 

 

 

しかも、『子育て支援策』を言い訳にまた社会保険料上げるとか言ってるし。。。

 

 

 

 

世間では東京株式市場で『日経平均、初の4万円越え!!』なんて言ってますけど、これで誰が豊かになります??

 

 

もちろん、景気の指標の一つですけど、相対する外国株の影響もありますから、日本の景気に直結する話でもありません。

 

 

 

 

明るい話題が皆無の日本。

 

 

 

何だか生き辛いなー。

日本教育の謎の一つ?

今日もどうでも良い内容ですが、タイムリーと言えばタイムリーなので。

 

 

皆さん、義務教育中の卒業式って思い出あります?

 

 

 

僕はとにかく ”合唱” が嫌いで、その中でも ”卒業式の練習” で行われる合唱が一番嫌いでした。

 

 

そもそもですけど、なぜ ”送られる側” が練習しないといけないんですかね?

 

 

 

それやるとネタバレと言いますか、初めから『ここが泣くポイントだよ!!』って言われてる気がするんです。

 

 

 

迅速に立ったり座ったりすることを求められ、元気よく返事する事を求められ、賞状を受け取る作法を教えられ、力いっぱい歌う事を求められると。

 

 

 

 

何より理不尽な要求が

『歌うのならしっかり歌いなさい!!』

って強要されること。

 

 

 

 

先ほども言いましたが、僕は合唱が大嫌いです。

 

 

 

 

『歌いたい!!』

『歌わせて下さい!!』

 

 

なんて一言も申しておりませんし、そんな気持ちは微塵もありません。

 

 

 

なのに、勝手にプログラムを決められた上に歌いたくも無い歌を歌わされる。

 

 

しかも力いっぱい。

 

 

 

 

はてさて、一体誰のための卒業式なのでしょうか??

 

 

 

 

 

定番の一つとなっている、あの ”振り返り” も謎ですよね。

 

 

 

 

(代表)『楽しかった修学旅行!!』

(全体)『修学旅行!!』

 

 

 

 

って。

 

 

 

あー、思い出すだけでぞわぞわする。

 

 

 

 

 

そしてもう一つ外せない謎が送辞と答辞です。

 

 

 

 

あれって、言う人がいつの間にか決まってません??

 

 

 

 

言いたいとかそういう事じゃ無くて、あれって何を基準に選任してるんですかね?

 

 

 

 

入学の時にもありますよね??

 

 

 

 

もしかして、成績優秀者がやってます??

 

 

 

 

もしそうだったとしたら、これって凄い学力差別ですよね??

 

 

 

だとしたら、今の時代としては相当ヤバい話ですよね。

 

 

 

 

 

ウチは4人の息子がいますので、既にまぁまぁな回数の入学式と卒業式を経験しました。

 

 

 

そして、参加すればするほど『昔と変わってねぇーなー』と思うのと同時に、『ここでお互いの家庭を探り合ってるんだな』というのを感じます。

 

 

 

 

無駄に気合を入れてる奥さんや旦那さんを見ると、これもまたぞわぞわします。

 

 

 

 

子供達にとっては節目となる入学式や卒業式ですが、妙に大人が気合を入れてる気がしてなりません。

 

 

 

 

誰のためのものなのか。

 

 

 

 

もう一回考え直さないといけないと感じています。

人の不幸の上に自分の幸福を築いてはいけない

まぁ、自動車業界っていまだにこんなことやってるんでしょうね。

news.yahoo.co.jp

 

製造業であれば、原価率が気になるのも分かります。

 

 

だって、同じものを同じ金額で売るにしても、原価さえ下がれば利益率は上がるんですから、最も簡単で手っ取り早いやり方である事は間違いないと。

 

 

 

でも、自分たちの利益を最大限に確保することを目的に、下請けさん達に圧力をかけるってやっぱり邪道だと思いますね。

 

 

どれだけ優れた技術を世の中に提供してるとしても、それは誰かの苦しみの先に提供された物だと思うと、乗ってる側も気持ちの良いものではないはず。

 

 

 

 

前の記事にも書きましたが、やっぱり ”悪意” が有ったのか、無かったのかは重要だと思います。

 

 

 

人生って、そんな綺麗に生きてなんかいられませんから。

 

 

 

であるが故に、『人の不幸の上に自分の幸福を築いていないか?』を常に自分に問い続けなければいけないと思います。

 

 

 

 

経営が苦しい時こそ、経営者としての本質が問われると思います。

 

 

 

僕も、スバルを立ち上げて直ぐで経営がめちゃめちゃ苦しい時期に、頭をよぎりましたよ。

『今の仕組みなら不正請求やる人いるよな。。』って。

 

 

だって、簡単にできちゃうんです。

 

 

 

 

それをやっちゃうのか、それとも踏みとどまるのか。

 

 

 

この選択はその後に人生にとっても大きな影響をもたらすと思います。

 

 

 

 

福祉あるある

つい3年程前に、金融機関からとある相談がありました。

 

 

内容は、宿泊業をやってる事業者が、事業領域の拡大を目的に就労移行支援をやりたいと。

 

要はコロナで行き詰まったので打開策として福祉事業をやりたいので協力して欲しいとの事でした。

 

 

僕は『お役に立てるなら』と言う事で引き受ける事にしたのですが、それもお世話になってる金融機関ですから無下にもできません。

 

 

 

無報酬を条件に研修を受け入れた上で、最低限より少しディープな福祉経営のいろはもふくめて伝えました。

 

 

 

 

 

だけど、

 

 

 

昨夜のニュースで知ったのですが、先月末に不正受給が明らかとなり、指定取り消し&賠償請求される事となったそうです。

 

 

 

 

んー、残念です。

 

 

 

これね、正直な所を言うと監査のやり方にも課題があると思っています。

 

 

 

あ、僕が怒られる?

 

 

 

 

いや、否定とかじゃ無いんです。

 

 

 

課題があるよ!って言う指摘です。

 

 

 

指摘とはいえ、行政という監督する立場からすれば  指摘=批判 と捉えられがちですが、そうじゃ無い事を重ねて伝えたい所です。

 

 

 

と言うのも、少しでも“定期”とは外れたタイミングでの監査に関しては、誰かが何かしらをタレコんでる可能性が非常に高いと。

 

 

そして何よりタチが悪いのが、そのタレコミには基本的には“悪意しかない”という事です。

 

 

 

悪意のあるタレコミをする人は、“いつかは自分が”と意気込んでる人が殆どで、程なく会社を辞めて独立し、前の会社の利用者さんを引き抜くという構図が基本です。

 

 

 

しかし、行政にはこれを見抜く能力は無く、しかも監査に入って微塵でも欠点があれば指定を取り消してきます。

 

 

そこに猶予が無いんです。

 

 

 

行政は忙しい?んです。 よね?

 

 

 

でも、善悪の判断だけは慎重にやって欲しいなーと。

 

 

 

前のブログでも書きましたが、ここで言う善悪とは、悪意があったのか、無かったのか。

 

 

 

悪意はどこまであっても悪意ですが、認識の甘さや確認不足のレベルは猶予があっても良いのかなーと。

 

 

 

でも、行政は忙しいので判断材料を集める時間も無いんですよね。

 

 

 

 

 

 

僕はそのニュースを見た時に、直ぐに代表にメッセージを送りました。

 

 

 

『大丈夫ですか?』って。

 

 

 

直ぐに返信きましたよ。

 

 

 

『全然大丈夫じゃありません』って笑

 

 

 

まぁそうですよね。

 

 

 

だけど、返信くれただけでも嬉しかったですし、僕としてはご家族が何より心配でした。

 

 

 

 

その事を伝えると、

 

 

 

 

『週明けにでも時間を下さい!』

 

 

 

 

との事だったので、来週のどこかで渦中の人とご飯に行ってきたいと思います。

 

 

 

『お役立てるなら』って事で、再建を目指すのであれば “正攻法” をお伝えできればと思います。

 

 

 

僕は、福祉事業ってもうちょっと脱皮する必要があると思います。

そしてその為には、行政と事業者が同じ立場で話し合う必要があると思います。

 

 

 

誰の為の事業であり、何が目的なのか。

 

その目的の達成基準と報酬が比例しているのか。

 

そして、それは継続可能なのか。

 

 

 

我々の声が政治のど真ん中に届く日は、果たして来るのでしょうか?