平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

成果主義・実績主義って駄目な事なの?

最近になって相談員さんから

「他の事業所さんではなかなか定着してない方がいらっしゃるんですが~」

というお話を多く頂きます。

 

特段、定着が難しい方を得意としてる訳では無いのですがたまたま何人か定着してくれたため、新規のご相談を頂きます。

 

スバルのサポート体制としては、特段になにか特別な事をしている訳ではありません。

 

とにかく、個々人の特性と得意分野や苦手な事をしっかり聞いて、先ずは試してみるという事をやります。

それが上手くいけば続ければ良いし、行かなければまた話し合って決めてやってみる。

 

‟向き合う” という事を大切にしていますが、それ以上の事は特段していません(笑)

 

ただ、ある意味ではずーっと工夫をしています。

 

やってみては改善点をあぶりだして工夫するという繰り返しをしているので必然なのですが、そうやって成果を出して来た事になります。

 

定着という実績は、成果を出し続けてきた結果でもあります。

 

しかし、この成果主義・実績主義を完全否定する方々もいらっしゃいます。

 

僕は自分で主義者とも思っていませんし、〇〇主義を主張する気もありません。

 

しかし、実際に成果を出して実績を積み続けると批判されることもしばしば。。。

 

過去には「あなたの考えは福祉的に考えて云々かんぬん」と、大勢の前で否定された事もあります。 

これは、ウチの工賃実績が高く、その事により利用者さんが増えてきてるということを他の事業所さんの前で話した時の一コマです。

 

個人的には、ここ数年の障害者総合支援法の動向を歓迎しています。

 

その理由は単純で、障害者の方へ目を向けた施策が徐々にではありますが始まったからです。

 

就労に関しては、現場は大変になります。

 

これまでは仕事らしい仕事を取ってこずとも給付金が満額支給されていたのですが、これからは仕事を取ってきてから指導員もその作業を身に着け、現場で汗をかかなければ高単価の仕事は確保できません。

 

そんなことをしてこなかった現場は混乱しています。

 

厳しい言い方かも知れませんが、これは当然の流れであり、この流れに乗れない事業所は当然に淘汰されるでしょう。

 

僕は、このタイミングをチャンスと見て、生き残るだけではなく成長のチャンスにしようと狙っています。

 

利用者さんに選ばれる事業所をこれからも目指していきたいと思います。

 

 

それは、就労支援事業所の報酬単価基準が ‟人数⇒工賃額” によって変動するようになったからです。

障がいがあるからといって、いつまでも時給100円や月額16,000円でいいはずがありません。

足りない分は生活保護などで賄う必要があるかも知れませんが、それでも成果や努力に準じて報酬が上がるのは誰でも同じでなければいけないと思いますし、当然だと思います。

 

福祉事業をしている経営者もそこで働く従業員さんもしかり、長年勤めて支援のスキルが上がれば必然的に給料アップを望むはず。

 

なのに、これまで障害者の給料(工賃)は据え置いてきたのは ‟悪” だとも感じています。

 

給料アップを望むのは、成果や実績があるからこそですよね?
開所して間もなくて、利用者さんもいなければ支援のスキルも低いのに給料が上がるなんてことは先ずあり得ない。

 

であれば、成果主義・実績主義を否定する方って既に矛盾してるような気がしてなりません。