平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

就労B型運営にまつわるジレンマ(2)

就労B型を運営する上で、もう一つのジレンマがあります。

 

それが、事業所運営の根幹ともいえる給付金。

 

この給付金はいわゆる点数制でして、請求を掛ける際には600点、650点という点数を累積して×10点がいわゆる給付額となります。

この倍率は、地方の情勢によって倍率が異なる点も注意が必要です。

 

ぶっちゃけた話になりますが、利用者さんが1日通所することで650点という様に、通所の人数と日数に応じて点数を累積するため、この報酬単価が事業所収入に大きな影響を与えます。

 

この単価が、平成30年度より「人数による単価の算出」から「月額平均工賃による算出」に法改正されました。

 

この流れは、高工賃を目指している我々からすると追い風です。

 

しかし、この算出方法による弊害も見えてきました。

 

季節の変わり目による体調不良やそもそも週一回通所したいという場合、必然的に月額の工賃支給額は下がります。

 

スバルも3月支給分までは平均35,000円を超えていましたが、4月支給分は上記の様な利用者さんが増えた為、25,000円まで減額したのです。

 

そうなると、算定基準も2ランクほど下がる為、事業所運営に影響してきます。

 

スバルは、0スタートの方もどんどん受け入れていく方針なので尚更です。

 

今後も、県のご担当者さんには相談を続けて行こうと思いますが、どうであれこれからも週一回の利用希望者さんもどんどん受け入れていきたいと思います。