毎日毎日同じことを繰り返している(様な気持ちになる)と、人間は先行きに不安を感じたり物足りなさを感じたりするものです。
それとは逆に、毎日が使命感に溢れた気持ちで生きているものの、物事が思い通りに行かない事へのいら立ちを ”暴力” という最も最低な形で表してしまう事も。
国会での質疑をYouTubeで見ていて思うのが、的を射ない国会議員の質問と明言を避ける様なのらりくらりとした官僚の答弁ばかりだなーという事です。
山本代表の質疑は、どちらかと言えば過去も含めた事実を積み上げながらの『ここがおかしい!』という追い詰め型です。
このスタイルの良いところは相手を ”壁ドン” 状態まで追い詰める事ができるので、相手が ”降参” すれば本音が聞き出せます。
しかし、副作用があります。
これは相手を ”追い詰める” 事が前提なので、相手との関係性が良好に保つことが困難になるという事。 つまり ”敵対する” ということです。
脅しを効かせて相手を追い詰めた所で本音を吐かせる。
『わ、わ、分かった! 分かったから! 本当の事を話すから命だけは助けてくれ!』
こんなんドラマか映画の話ですよ。
なのに山本代表はこれを現実社会でやろうとしてるただの中二病だと思います。
本来、自分の気持ちを伝えたいのであれば ”先ずは相手の気持ちを聞く” というのが鉄則です。
もちろん、国会の場では政府与党が過半数以上を持っていますから、政府が『これをやる!』と決めた事を議論の末に覆すということはまずあり得ません。
山本代表は、そんな議論を繰り返している内にモヤモヤやムカムカが鬱積した結果、今回爆発したのでしょう。
でも、今回の様に暴動に近い事をやってしまうと、その後がどうなるのでしょうか?
『ちょっと今、これで困ってるんだけど』
その一言から入るだけでも随分と違うんですけど。
”れいわ” とは言え ”しんせんぐみ” の代表を名乗る以上、『斬り捨て御免!!』のスタイルでいかれるのでしょうね。