さっきの記事でも、『本質を見失ってる』と書きましたが
この記事を読んで益々危機感を覚えました。
設立の目的には
神道政治連盟(略称・神政連)は、世界に誇る日本の伝統や文化を後世に正しく伝えることを目的
とありますが、なるほど。
日本の伝統や文化を後世に正しくって言うのが、僕にはどうしても独善的(独善的とは - コトバンク)に聞こえてならないんです。
特にこの部分ですが
神政連は、日本らしさ、日本人らしさを回復し、私たちが生まれたこの国に自信と誇りを持つことができるよう、神道の精神に基づいて(原文ママ)
とありますが、そもそも『日本人らしさ』って、日本に生まれ育った人のどの部分の事を言ってるのでしょうか?
こういう考え方や思想が根本にあると、
と言う様に、『性的少数者=社会問題に直結』という様な閉塞的な思考になるのではないでしょうか。
”日本人” って言うだけで、何が優れてるの?って思ってますし、何か、日本という国を ”神の国” とでも思っているのでしょうか?
現代の国際社会における日本と言う国を、国際基準という定規に充てた時に、顕かな遅れをもたらす考え方だと思います。
記事には
「同性愛は後天的な精神の障害、または依存症」
など、障害そのものへの無理解も伺えます。
これは、就労継続支援を運営している立場からも、決して看過できません。
LGBTや性的マイノリティーの方々に対する差別的な内容であると同時に、精神障害や依存症の方々に対する偏見を生むものであり、その趣旨に則って懇談会が進められてる事も不適切だと思います。
『日本人は素晴らしい』
『日本国は神の国だ』
そんな考え方は古いし駄目だと思います。
どこの国も、人も素晴らしいしいよ。
『自分たちは特別』みたいな思想があれば、それは間違いだと思います。