平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

何度でもやり直せる国であって欲しいなー

日本って、一回でも実刑判決を受けると ”犯罪者” として一生を過ごさなければならないお国柄ですよね。

 

勿論、犯した罪は消える事無く、被害者が居る場合には償えるだけ償うのが人としての道だと思います。

 

 

それと同時にいつも悩むのが、罪を犯した人の社会復帰です。

 

 

障害と犯罪は思いの外密接で、ウチにも過去に実刑を受けて服役した人がいます。

 

 

罪名は窃盗。

 

 

二度目の逮捕という事も有り、執行猶予無しの実刑です。

 

 

そんな彼も、やはり経済的に厳しい状況が続いてる一人です。

 

 

だからと言って、窃盗罪を正当化するつもりは毛頭ありませんが、利用者さんの中には ”理性” を保つのが難しいという特性を持った人が多くいます。

 

 

被害者感情を考えれば、『障害があろうが無かろうか、関係ない。』という気持ちになるのも理解できます。

 

奪われた人や負った傷は癒える事も無く、長い時間をかけて被害者を苦しめますから。

 

 

 

 

日本は ”元” が付く人へ厳しい目を向けますし、その ”情報拡散” の速さやずば抜けてます。

 

 

それでも、何度でもやり直せる国であって欲しい。

 

 

 

 

 

僕も、過去に色んな失敗をしてきました。

 

人間関係もそうですが、お金でも。

 

 

SICの前に設立した会社が軌道に乗った頃には、ネットにも色々書かれたりもしました。

 

 

でも、僕の場合は周囲の人に恵まれたり、性格的に『ま、良いか』と思えたりするので何とかなってきましたが、世の中って大半の人がそうでは無いと思うんです。

 

 

だったら、僕は何とかなったから、何とかなった人が、何ともならない人を、何とかすれば良いと思うんです。

 

 

”元” が付く人がしっかり復帰できる様に、守れる組織にしたい。

 

 

その為にも、もうちょっと会社を大きくしたいなーと。

 

 

 

今では、”前科持ち” を雇用している会社まで、批判の的になりますよね。

matomedane.jp

早大卒シャブ太郎さんのブログに出会ったのは、彼が退職勧告(と書いてあったけど、恐らく退職勧奨だと思います)を受ける直前のニュースからでした。

 

コメントには『こんな人を雇用している会社にも、社会的責任がある』みたいな事が掛かれていましたが、こんな考え方がある以上は絶対に社会復帰なんてできませんよね。

 

 

僕は、『どんな人に対しても、社会復帰の場を提供する社会的責任が、会社にはある』と思っています。

 

 

ただ、余りにも双方にとってハードルが高い。

 

 

僕の思いは、ただの綺麗ごとかも知れません。

 

 

 

でも、早大卒シャブ太郎さんのブログにメッセージを送ろうか、真剣に悩んだのも事実です。

 

行政などからのサポートがあるのかなど調べていたところで、残念ながらブログ関連は全て閉鎖されていました。

 

 

シャブ太郎さんが今まで貰っていた給料に比べれば、明らかに目減りするでしょう。

今までやっていた仕事と比べると、畑も全く違うでしょう。

都会と違って、田舎は住み辛いと思われてるでしょう。

 

ただ、障害者手帳の取得も視野に入れられてるとも読みました。

 

そこからの再出発も、本当に検討してみてはいかがでしょうか?

 

 

もし復帰を真剣に目指されるのであれば、一度一緒に考えてみませんか?と伝えたい。

 

 

そろそろ、やり直せる国を、みんなで目指してみませんか?