平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

45歳定年制度をサントリーHD社長の新浪さんが提唱に批判の訳(続編)

相当批判されてますねー

news.yahoo.co.jp

この問題の本質は、日本の長年に渡る社会構造だと思います。

 

色々出てる意見を読むと

『厳しい受験戦争をくぐり抜けて来たのに』

『40歳でも未だに正社員として働けていない』

『子供も大きくなって、これからお金が掛かるって言う時に』

という声が聞かれますよね。

 

これこそが長年かけて築かれた日本社会です。

 

僕も、中学を卒業する時には『せめて高校は出とけ』と言われて高校を受験し、高校を卒業する時には『できれば大学まで行って欲しい』と言われました。

そして、非正規労働者が社会問題化していますが、未だ解決とはならず。

30代になってから始めて子供を授かったという夫婦も珍しくありませんよね。

 

僕の場合、『大学を出ておけば、もう少し友達増えたかも』くらいにしか思っていませんし、『アルバイト(非正規)で凄く良い人生経験させて貰った』と感じていますし、『20代でなんとか結婚できた』くらいにしか思っていません。

 

でも、世の中って『こうあるべき』が強すぎるんだと思うんです。

 

『日本人の良さ』

『日本文化の素晴らしさ』

『日本の匠の技』

 

など、『日本(人)ってこうだよね』をなんで作りたがるんでしょうねー

 

 

そして今、その通りにやってきた人たちが苦しんでる様な気がしてます。

 

お隣り韓国の受験戦争も有名ですが、報道で見るたびに『大丈夫かなー』って思っています。

 

 

僕は、アメリカ人がデーブ・スペクターさんみたいに、ずーっとアメリカンジョークを言ってるとは思っていません。

 

でも、現代の日本人は、未だにアメリカ人がジョークばっか言ってると思いこんでいる様な気がしてなりません(古い考えのままの人が多い)。

 

『日本人は勤勉だ』
『日本のおもてなしは凄い』

 

もう、その”日本人”というカテゴライズを外さないといけない気がしてます。

 

①良い高校→②良い大学→③良い会社→④良い給料→⑤良い退職金→⑥良い老後

 

③の良い会社に入っても、自分の努力は欠かせないと思いますが、それでも実質的に自分の努力だけでどうにかしてるのは②までですよね。

 

それだったら、経験を活かして創業するなど、③以降も自分の努力で何とかしようとするのもアリじゃないかなーと思います。

 

でも、日本にはその文化が全くと言って良いほど無い。

 

新浪さんもここまで説明しておけば、少しは批判が緩んだんじゃないかなーと。

 

要すると、出来てない人が悪いとかじゃなく、日本の文化自体をアップデートしていかなきゃいけないよってことですよね。