平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

経営は拡大が必須条件だと思います。

今日は子供の運動会。

 

の予定でしたが雨で明日へ順延となりました。

 

この事により、参加不可能と思われていた観覧が可能となりました。

そうです!明日も休みを取る事ができ、今月3回目の休日が取れるのです!!

 

休みが欲しい訳ではなく、ここぞという時に休みは欲しいもの。

明日は、そのタイミングがバッチリ合いました。

 

という事で今日のテーマは事業の拡大です。

 

本日お会いした社長さんは店舗デザイン会社の社長さんで、僕より2歳年上の方でした。

その方は、全国を転々としながら店舗改装やイベント会場の設営に関するデザインをしているのですが、勉強会や仕事を通して様々な経営者の方と会う中で「会社って大きくしなきゃいけないの?」という疑問にぶち当たっていたそうです。

 

そんな中、社長さんがどの経営者と話しをても「事業拡大」「会社の成長」を耳にしたそうですが、その社長さんは「今までそれを目標にした事は無い」との事でした。

 

そんな思いがある中で「杉本さんは経営者として拡大は必要とお考えですか?」と。

 

その質問に対し、「会社をどんどん成長させていきたいと考えています」と返答。

 

「それはどうしてですか?」との続けての問いに、

 

僕は「会社が存続しているという事は、喜んでくれてる人が居るという事です。なので、喜んでくれる人を一人でも多く増やそうと思えば拡大するしかないと思うからです。」

と答えました。

 

するとその社長さんは「初めて腑に落ちました!」と。

 

これまで、「拡大=金儲け」と思っていたその社長さんは、それが目的ではモチベーションが上がらなかったそうで、「何のために会社を大きくする必要があるのだろうか」と悩んでおられたそうです。

 

そして、社長さんは質問を続け

「収入はいくら欲しいと思いますか?」

と聞かれ

僕は「直ちに1,000万円プレーヤーになりたいと思ってます」と応えました。

 

すると更に社長さんは

「それよりもっと欲しいと思いますか?」と聞いてきます。

僕はそれに対して

「3,000万円は最低欲しいと思っています」とこれも即答します。

 

この答えに対して食い気味に

「その理由は?」と。

 

僕は「ウチは息子が4人いますが、経済的な理由で彼らの夢を止めたくないからです。」と答えました。

 

社長さんは「全てが理にかなっていて納得です」そう答えると、

「やるべきことが明確になりました」と仰いました。

 

会社は業態を変えようが何をしようが、成長する事が必須条件だと思っています。

 

企業とは不思議なもので、黒字で倒産する会社もあれば赤字でも存続している企業もあります。

 

この差は単純に ‟会社の体力” だけです。

 

ここでの会社の体力とは ‟社長の体力” を指します。

 

社長が会社を続けようという思いで我武者羅に取り組めば、赤字だろうがなんだろうが会社は何とかなります。

 

しかし、社長の心が折れた途端に黒字でも会社は倒産するのです。

 

この我武者羅になれる理由がモチベーションです。

 

銀行さんを含めたステークホルダーの人たちは横ばいを良しとしません。

 

拡大しなければ衰退とみなされてしまいます。

 

拡大することでしか自身の収入は増えません。

 

しかし、僕の場合は収入を増やす事だけが目的ではモチベーションが保てません。

 

やっぱり、「誰かの役に立っている」実感がないと、続かないと感じています。

 

今は、ステークホルダーに迷惑をかけている状況であることは十分に理解していますし、双方の為にも一日も早く解消していきたいと思っています。

 

でも、直ぐにそうなるほど世の中甘くありません。

 

だからこそ、絶対に折れない心を持って取り組むしかありません。

 

恩返し。

 

これを改めて心の軸にしていきたいと思います。