平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

『1,000万円の借金』これを聞いて、あなたはどう思いますか?

高齢者ドライバーに関する記事のビュー数が微妙に伸びています。

やはり、皆さんも少なからず経験があるんだなーと。

 

ただ、70歳以上を目の敵にしてる様な内容には、自分も書いてて『これで良いのかなー』とは思っていました。

 

大切な事は、守るべき命の為には、聖域等を設けずに本丸に切り込む決意ですよね。

 

国会議員にジャブジャブ突っ込むお金があるなら、こんな法改正やってくれる人に渡したいものですね。

 

 

さて、題名の件ですが、『借金1,000万円』って聞くと、サラリーマンの皆さんはどう思いますか?

 

『いや、そんな大金、借りたら返すの大変でしょ』

『そんな借金、しないで済む様に貯金する』

『ちょっと、想像が付かない』

『そもそも怖くて借りられない』

 

色んな意見が出ると思います。

 

でも、借金には“色”があるのをご存知でしょうか?

それは、『赤』とか『青』という色ではなく、『正しい』か、『正しくない』か。

 

これを知ってるかどうかで、人災が左右されることだってあります。

では、何が『正しく』て、何が『正しくない』のか。

 

それこそ、『正しい借金』はむしろ財産で、『正しくない借金』こそが負債なんです。

 

『正しい借金』とは、それを元手にお金を増やす為の借金を言い、『正しくない借金』はただの消費の為に行うものを言います。

 

正しい経営者は、『借金1,000万円』が怖く有りませんし、貸してくれるとなれば喜んで借ります。

 

だって、手元のキャッシュにゆとりができますから。

 

『そんな、金利払わないといけないのに、する必要の無い借金をする意味が分からない』

 

っていう意見もありますが、それが今回のコロナで明暗を分てます。

 

本来、経営が厳しくなった会社に、銀行はお金を貸しません。

 

そうです。

お金をちゃんと返してくれる、優良企業にこそ貸したいんです。

 

今回のコロナ融資でも、国が『貸せ貸せ!どんどん貸せ!』って言ってるのでしぶしぶ貸してるのが現状で、その証拠に一年分借りたくても半年分の運転資金しか融資されないという事案が多数発生してます。

 

その理由は、『いつコロナが落ち着くか分からないから、小出しに』というのもありましたが、もう一つは『想定よりも申込が余りにも多すぎた』というのがあります。

 

そして、銀行は『貸し渋り』のレッテルを貼られる事を極端に嫌います。

 

そんな中でも、日頃から資金に余裕のある会社は、『半分だけ』と言われても余裕があります。

 

でも、カツカツだった会社は“首の皮一枚状態”です。

 

“無借金経営”を美徳とするアホな経営者がゴロゴロいますよね。

 

無借金の何がアホなのかって?

 

銀行は、お金を借りて金利を払ってくれる会社や人こそが、お客様なんですよ。

 

お金だけ預けられても、逆に金利を払わなきゃいけない。そんな相手は少なからず“客”ではないですよね。

 

 

1,000万円の借金を嫌がるか喜ぶか。

 

これが、経営者としての資質を分けるボーダーラインだと思います。

 

『貸してくれるなら借りて、設備投資しよう』と、借金をちゃんと投資に回せる経営者は喜ぶという事です。

 

逆に、投資に回す戦略を持ってない経営者は、不用意に借金を恐れる。

金利を勿体ないと言う。

無借金を美徳とする。

 

ただそれだけです。

 

『お付き合いして頂けませんか?』

と銀行の担当者から言って貰えたら、出来るだけ満額いきましょう。

 

お互い様です。

win-winの関係になります。

 

あ、後は個人名義や法人名義の定期積立預金も、ノルマがあるので喜ばれますよ。

 

それこそ、今は12月。

 

担当者もボーナスに影響するので成績が気になる頃です。

 

こちらから、『やりましょうか?』って言ってみて下さい。

 

win-winの関係性に、一歩近づきますよ。