気のせいかも知れませんが、iPhoneのソフトウェアを16.0にアップデートしてからというもの、ちょっとした違和感と同時に『バッテリーの持ちが良くなってない?』と感じてるのは僕だけでしょうか?
そんなiPhoneも輸入品です。
これだけ円安が進めば "値上げ” も視野に入れなければいけなくなります。
そんな中、またまた円安が進み1ドル145円まで到達しました。
ちょっとここでおさらいですが、円安とは為替市場で円が売られ、ドルが買われてる状態を指します。
この現象が起こる理由は様々ですが、現在の状況で言うと日本は長年の間 "超低金利” 状態であり、お金を借りる日本国民にとっては低い金利で借りられますので、お金を借りやすい状況と言えます。
これには、"市場にお金を回す” という目的には一定の効果をもたらしますが、反面で投資家としては『円を持っていても金利が付かない』という事で、円は人気を落としてしまいます。
そうなると、『円はいらない』という投資家が増える訳ですから、相対するドルは市場の原理に沿って『ドルが欲しい』という現象が一部で起こる訳です。
この現象は、海外に物を輸出している企業にとっては恩恵が受けられることになりますので自動車メーカーに注目して見てみましょう。
円安が進むと、これまで100ドルの商品を海外で販売した場合、1ドル120円であれば日本円にして12,000円の売上となるところ、現在の145円であれば14,500円となる訳です。
同じ商品を売ってるのに、2,500円もの差額が出るのですからこれは大きいですよね。
特に、自動車の様に単価の高い商品を輸出しているのであれば尚更の事。
トヨタ自動車の場合、1ドル変わるだけで売り上げが10億円も変わるのだとか。
そうなると、『国内に新車を回すより海外に回したくなる』のもうなづけます。
物価は上がり、半導体不足による生産の停止などが世界中の経済に影響を及ぼしています。
本来なら、納車ができずに売り上げが下がってもおかしくない状況ですが、政府や日銀が『輸出産業だけでも持たせよう』と考えてると推測すれば、『低金利維持』も理解できます。
ここで金融緩和の手を緩めたり、利上げする様な事があれば一気に円高が進んでしまいます。
そうなると、日本のほぼすべての産業に様々な影響が出る訳ですが、円高が進んで喜ぶ企業とそうでない企業を天秤にかけた場合、自動車という日本産業の本丸を守るのは当然の思考ですよね。
要は、物の値段が上がって国民が生活に困る事より、輸出関連企業の下支えする方を選択したと。
んー、当面は円安が進むか、現状維持となりそうです。