平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

利用者さんあるある

日に日に花粉症の症状が強くなってます。。

 

昨日は、ついに頭痛にまで発症してしまい、午前中は話になりませんでした。

僕は中学入学時から花粉症に悩まされていますので、その頃から様々な薬や対処法を試してきましたが、今では市販のお薬がかなり進歩しているので助かります。

 

花粉症が全盛期を迎えてる理由に、国策として杉の木を植樹してきた背景があります。

 

戦後の復興時に建材として注目されたのが、真っすぐ伸びて硬すぎない杉の木だったのです。

しかし、その後の経済成長では ”木造” ではなく ”コンクリート” が世の中を席巻したため、木材がだぶついた上に高齢化や人材不足で森林は手つかずに。

結果として、樹齢50年を過ぎた木が大量に花粉をまき散らす結果となったのです。

 

花粉症を乗り越えれば桜も咲く時期になりますので、もうしばらくの辛抱となりそうです。

 

さて、就労支援をやっていて、どこの事業所も悩んでいるのが知的と精神の組み合わせではないでしょうか?

 

ウチでも問題がゼロという訳では無く、誤解を恐れずに言えば特に精神の方が難しいとされていて、何が難しいかと言うと『我慢ができない』に尽きると思います。

 

特にウチの場合は、高工賃であるが故に作業内容もかなりハードで、しかもクライアントさんからの要求もまぁまぁ高めなのでレベル的にも高めです。

 

その代わり、クライアントさんからお褒めの言葉を頂く事も多いのですが、それが ”過剰な自信” に繋がる事が少なくありません。

 

『俺はここまで出来るようになった』

『俺はもっとできる』

 

こうなると、勝手にハローワークに行くなどの就職活動を始めてしまいます。

 

依存症を含む精神障害のケースで、コミュニケーションスキルに問題が無い場合、見た目的には『一般就労にいけるんじゃない?』と思われがちです。

 

そして、周囲からその事を言われた本人も、その気になってしまいます。

 

しかし、本質的には

『仕事ができるか』や『コミュニケーションスキル高いか』は ”就労支援” の目的では無いのです。

 

自信が付く事は大切な事ですが、『環境によって生かされてる』ケースが殆どなので、もっと足元を見る事を促す事が大切だと思います。

 

過去には、ウチで1か月頑張ったところで一般就労に行き、2か月で会社に行けなくなり、その後1年近くも引き籠った後に戻ってきたというケースもあります。

 

自信過剰になりやすい事を前提とした支援を、今後も追求していかなければならないと痛感しています。