やっぱり大資本の会社は違いますねー
最高水準の感染予防対策というのも、『星野リゾートだったら大丈夫そう』と安心感すら与えそうです。
ホテル業界大手がこの様な打ち出しをすれば、中小の旅館もホテルも追随するところが出ると思います。
その上で、賭けに出たなーと思うのが、 ”最高水準の感染予防対策” を講じた上で、もし感染者が出たとしたらどうなるのでしょうか。
大企業が行う最高水準の予防対策をもってしても、感染拡大した場合は『もうこれ以上は手の打ちようが無い』という事にもなります。
そして、その先には『星野リゾートは自社の利益の為だけに感染者を出した』とも言われかねません。
そんなリスクを抱えながらの独自35%OFF。
例年通りの正月料金設定で、『開けてはいますので、どうぞ。』ならまだ分かりますが、資本をフル活用しての割引には色んな側面が出てきそうです。
それはそうと、ある湯布院の旅館業界に詳しい方からGoToに関するこんなエピソードを聞きました。
その方が旅館経営者に話を聞いたところ、
『GoToが始まって以来、例年通りに戻ったどころか、通常なら落ち込む月や曜日にまで満室だった事がある。』
との事で、旅館経営者も『めちゃくちゃ有難い。』と仰っていた半面で
『日頃は来ない客層が来て、正直困る事もある。』と。
『若い家族連れやカップルが増えて急に賑やかになりすぎ、常連さんから少し落ち着かなかったと言われた。』や、
お客の一部からは
『高級旅館なんだから、これくらいのサービスしてくれて良いじゃない!!』
(実際は中価格帯)という様なクレーマーなど、今までに無い状況に遭遇したとも。
一日3組限定など、少人数制を導入しているところほど、この様な悩みがあるそうです。
その旅館は、ある意味GoTo中止を歓迎しているとの事で、その理由は
『割引無くても来てくれるのは常連さんばかりなので、一見さんがキャンセルした分は常連さんが埋めてくれてる。』
とのことです。
『これで、今まで通りのサービスが提供できる』
と、大歓迎の様子だそう。
GoToバブルに乗っかるのではなく、自社の強みを活かしたり磨いたりする方が、本当の意味での価値を生むのかも知れませんね。