平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

印鑑廃止の是非について考えてみた

なんか、印鑑を廃止するかどうかで揉めてますよねー。

 

印鑑の協会みたいなとこのろ会長を務めていた自民党の議員さんが、廃止を推進する側だとして解任されたという記事も読みました。(ニュースが流れてしまったので貼り付けられませんでした。。)

 

なんか、最近の風潮としては『どっちかに極端に振れる』傾向にあるような気がします。

 

確かに、『印鑑を押す為だけに出勤』というのは非効率であり、特に都会ともなれば移動だけでも感染リスクが高まるので避けたい所でしょう。

 

僕も、会社を経営し始めてから、ずーーーーーーっと『印鑑なんか無くて良いじゃん』と思っていました。

車をリースする時だって、保険に加入する時だって、申込書はとにかく複写複写複写で面倒極まりないんです。

以前なんか、『すみません!!捨て印が漏れてました!!』なんて言われて、再度銀行に赴いた事がありますが、そもそも捨て印って修正箇所がある場合に押すものじゃないの?と、そのルールにも確証が持てず、面倒くささだけが残っていました。

 

でも、僕は今の撤廃に関する議論ではなく、『印鑑でもサインでもどちらでも良いよ』の方が良いと思います。

 

確かに、『俺は絶対に印鑑派だ!!』という方は実印登録が必要になりますので、それに関わる事務作業が残ってしまいますが、どっちでも良いよとなれば、これからの世代ではサイン派が主流になると思います。

 

なので、徐々に緩和すれば良いだけで、今直ぐにどうこうはしなくて良いのではと。

 

この議論が始まって以降、『印章文化を絶やしてはならない!!』という声を聴きますが、それは何故でしょうか?

 

『分化は継承するもの』という事であれば、美術館や博物館に展示したり、教科書に掲載して、『昔はこんな事やってたんだよー』という形で継承するだけで十分です。

 

印鑑を使うのか、サインに切り替えるのか、選ぶのは個人で良いと思うんです。

 

契約書の複写だって、サインにしてもらえるなら一発でOKなので、僕はサインを多用する事になるでしょう。

 

『必要無いと思う人が増えれば、いずれは無くなる』

 

無くなってきたものは、歴史上でも沢山あるのではないでしょうか。