平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

トリクルダウン理論って初めて聞いたー 発想自体はあり得るので、特許で活用できないかな?

皆さんはトリクルダウン理論って知ってますか?

 

 

僕は経営とか経済を大学でちゃんと勉強したことないので、専門用語とかよく分かんないんですけど、

 

logicalplz.hatenablog.com

 

ロジさんのブログに詳しく書いてあったので、勉強させて頂きました。

 

 

どうやら、安倍総理は自ら掲げるアベノミクスをトリクルダウンと言って(思って)欲しくないらしく、

 

しかし、周囲の方々は「アベノミクスはトリクルダウンではないけど、トリクルダウンの様な経済循環を目指してる」 みたいな。

 

 

んーーーーー。よくわかりません(笑)

 

 

では、何故安倍総理は「トリクルダウンと言って(思って)欲しくない」のでしょうか?

 

 

それは、

 

 

 

「大企業優遇だと言われ(思われ)たくないから」

 

じゃないかなーと思います。

 

 

トリクルダウンについての説明は先ほどのロジさんのブログにはこうあります。

 

トリクルダウン(trickle down)とは、「滴り落ちる」という意味で、経済においては「富める者が富めば、やがて貧しい者にも富が滴り落ちる」という考え方を指す。説明の際に、シャンパンタワーの頂上からシャンパンが注がれている図をよく目にする。

 

 

らしく、トリクルダウン=大企業・富裕層優遇に繋がる事を嫌っているのでしょう。

 

 

例えば、自動車産業をイメージした場合、確かに車が売れれば、下請けの部品工場の出荷数は増え、増収に繋がります。

 

しかし、これが直ぐに増益に繋がらない所に問題があると思うんです。

 

大手自動車メーカーだって、一企業です。

 

自然災害によるリスクヘッジだって必要です。

 

そうなると、少しでも多くの現金を手元に置いておきたいと思うのは当たり前で、もっというと、下請けさんに儲けて貰うより、自社の社員さんに還元したいと思うのが当たり前です。

 

その為には、仕入れ単価を抑えるように中小企業へ依頼(もしかして圧力?)し、原価を下げようとする働きが生まれます。

 

しかし、下請け企業さんの技術力の高さが大企業の利益を支えてる訳であり、その技術が無ければ自動車だって作れませんよね。

 

 

いずれにしても、大企業が儲かれば、その分だけ中小企業が恩恵を受けるとは考えない方が良いと思います。

 

 

安倍総理も、答弁の中で中小企業の底上げが重要であると言っています。

 

大企業は大企業で、中小企業は中小企業でそれぞれが利益をしっかり上げていく仕組みづくりをすることが大切だと。

 

ごもっともだと思います。

 

しかし、製造業の様な業種に関して言えば、その売り先の大半が大企業である場合が多く、依存体質からの脱却は容易ではありません。

 

その様な体質の中で中小企業の底上げを標ぼうした場合、どうしても大企業からのトリクルダウン(いわゆるおこぼれ?)を期待するしかないのではないでしょうか。

 

 

 

僕の肌感覚からすると、今のアベノミクスでの好景気は実感が薄いです。

 

しかし、景気が悪いとは思いません。

 

僕の収入は増えていませんが、銀行さんからの融資は難しくありません。

 

この実態が、好景気の実感は薄いが景気が悪いとは思わない要因です。

 

僕にとっては可もなく不可もなくがアベノミクスという事になりますかね(笑)

 

 

確かに、最低賃金を底上げしたことで収入が増えた方はいるでしょう。

 

しかし、最低賃金を気にしてるのは、日中働くパートさんであり、深夜に働く人や正社員で働く人たちにも一切関係ありません。

 

安倍総理は「賃金上げたったーーー!!」って声高に叫んでいますが、実際に恩恵を受けたのはごく一部の人だけということになります。

 

しかも、時給が上がると扶養の関係で労働時間を減らさなきゃいけないという、新たな問題発生。

 

有能な人でも、成果を出すためにはそれなりの時間が掛かります。

 

なのに、有能なパートさんは、年収を気にして働けない。

 

 

 

という事は、色んな意味でトリクルダウン理論がデフレ脱却の特効薬にはならないのでは!?

 

という事に繋がります。

 

 

という事は、先ほどのロジさんのブログの後半にあった農水省のパンフにあった

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この②ですが、・・・だろう

 

ではなく、

 

社員の給料も増える・・・とは限らない

 

に変えないといけないとすら思います。

 

 

 

そこでようやく表題の中身です。

 

 

今でいう経済面でのトリクルダウン理論は、あくまで貨幣のトリクルダウンですよね。

 

安倍総理は「アベノミクスはトリクルダウンではない!」とか仰っていますが、そんな議論はちょっとよそに置くとして、

 

本題の、じゃあどうやって中小企業さんを底上げするんですか?って話ですよ。

 

中小企業は、設備も人材も資金も全てがカツカツでやってます。

 

過不足がでると、利益に直結するからです。

 

 

そんな中小企業さんを助ける一つの手段として

 

「大企業が持っている特許を中小企業さんに格安で貸す」という、

 

特許のトリクルダウンはどうでしょうか。

 

一つの特許を複数の中小企業が使っても良いんです。

 

製品一つあたり1円か2円かの特許料だけを払うようにする。(何ならもっと単価を下げても良い)

 

それを、使用料金ごとに特許庁のHPで公表する。

 

申し込みたい人は各企業に申請し、使用目的などの審査を受けて通れば使えるという風に。

 

トリクルダウン理論とは、お金の分散方法を示しただけの理論ではないと思うのです。

 

一か所に集まってる

 

人材・資源・資金・ノウハウ・技術・知識その他諸々を分配する理論だと思うんです。

 

ロジさんのブログの中でも、どなたかの議員さんがトリクルダウン理論を樹木に例えて説明されてましたけど、樹木に例えるならば、落ちた水が再び土に浸透し、根から吸収されて、枝葉を通じて発散さるまでを説明するべきじゃないかなーって。

 

 

特許技術のトリクルダウン理論

 

この提案どうでしょうか?