平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

巻き起こる自己責任論について

新型肺炎コロナウイルスが猛威を振るってます。

 

この別府でも、感染者の確認は無いものの大規模集会を自粛する動きが出てきました。

 

 

この様な時に出てくるのが自己責任論です。

 

特に感染拡大が懸念される場所へ行った場合などは非難の的になります。

 

 

以前、記事にもちょっと書きましたけど、ジャーナリストを名乗る方々が戦地に赴き、そこで殺害されたケースでも自己責任論が勃発しました。

 

今回もこれだけ連日報道があっての上なので、集団感染が懸念されるところに自ら出向き、感染した場合には同じく非難の対象となる可能性があります。

 

 

しかし、今回は戦地と違ってどこで感染するのか、そのリスクの度合いも分かりません。

それでも意識高い系の人は自己防衛策を入念に練っており、それを実行しています。

 

その結果かどうかは分かりませんが、自分が感染しなければ、感染した人を非難するというのが最近の流れの様な気がします。

 

しかし、僕もそうですが、今夜も創業支援セミナーの講師補助として参加する場合、セミナー自体がキャンセルにならなければ行かねばなりません。

 

それを『自己責任だ!!』『こんな時期なんだから断ればいいじゃないか!!』という方もいらっしゃるとは思いますが、なかなかそうもいかない現実もあります。

 

それはギャラ云々ではなく、はたまた崇高な使命感でもなく、ただ単に漠然とした『まだこっちでは蔓延してないよね』という安心感だけです。

 

確かに、この気持ちで皆が動いてしまえば、それこそが感染拡大の要因になる事は間違いありませんし、意識高い系の方々からおしかりを受けるのもごもっともです。

 

でも、現状で全てを止めてしまうのはちょっと早いんではないかと。

 

正直、戦場に自ら赴く事については、僕もある程度は自己責任だと思います。

 

でも、今回のコロナウイルスについてはそんな不毛だとも思える議論が起こらない事を期待したいです。