平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

菅総理の『学歴関係ない』のその先

 

僕ってコスパが良いなーと思います。

 

どういう事かと言うと、僕は大学を出ていない分、親が僕に掛けた学費が高校までなので、私立大学なら約1,300万円 、国立大学でも約770万円の学費が浮いたことになります。

 

しかも僕が通った高校は、実習など授業料プラスαの学費が安かったというのが決め手で入学したので、何かの目的があって選んだ訳でもありませんでした。

 

そんな高校に入学してまずビビったのが、同級生の女の子から受けたある質問でした。

 

同『ねーねー、ボクシングとかのKOって、あれ何の略?』

僕『え?ノックアウトやけど?』

同『え?ノックアウトなのに、なんでKOなん?』

僕『え?質問の意味が分からんのやけど、、、。』

同『だって、ノックならつづりはNやん??』

僕(こいつ、さてはヤバいな。。)

僕『じゃあ、サンキューのつづりの頭文字は?』

同『そんなの簡単やん!』

僕『ほー、んで何?』

同『Sに決まっとうやーーん!!知らんのーーー!?』

 

僕は理解しました。

この前のテストで順位が良かったのは、決して僕の成績が良いのではないのだと。

 

『凄い所に来てしまった。。。』

 

 

 

そんな仲間と過ごすうちに、サボり大好きな僕が顔を出します。

 

『勉強しなくったって、抜かれる事はないだろう』と高を括ってしまったのです。

 

成績はみるみる下降し、夏休み期間は補習に呼ばれる始末。

 

商業系で必要な資格は取得していたので、卒業には漕ぎ着けましたが、こうも簡単に環境に流される自分に驚きました。

 

 

卒業と同時に心機一転、高校から続けていたファストフード店でのアルバイトを辞め、コンビニでのバイトを始めました。

ファストフード店では高校生の中でも頑張っていた方なので、卒業前には『準社員からやらないか?』とも声を掛けて頂きましたが、その声を掛けてくれた社員さんが休日も無く、毎日朝から晩まで働てるのを目の当たりにしていたので、丁重に、そして頑なにお断りさせて頂きました。

 

 

その後、とにかく色んなバイトや派遣を経験した事は、今の仕事にも良い影響を与えてくれてるとつくづく思います。

 

今まで就かせて頂いたバイトや就職先は、優に10業種を超えると思います。

なぜここまで増えたかと言うと、それは当時主流となった派遣に登録した事が大きいです。

最短では週替わりで派遣先が変わるので、色んな事が体験できました。

 

その事により、業界の明暗も見れましたし、表に出ない人のお陰で自分たちが快適に生活できている事も実感させて貰いました。

 

菅総理の『学歴関係ない』は一理あると思いますが、ただ、一業種に絞って経験を積むことはしない方が良いと思います。

経験や感性、技術で食べていく場合でも、同業であっても多種の経験を積んだ方が絶対に良いと思います。

 

なので、菅総理も本心から学歴関係ないと言い切るのであれば、その秘書さんを修行に出すべきでしょう。

 

秘書とは言え、国民に尽くす気持ちがあるのであれば、国民の実態を自分で見る為にも見聞を広げる事は絶対に欠かせないと思います。

 

さてさて、僕はこれからどんな経験積もうかなー