平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

発達障害のある三男坊の進学について

 

ウチの三男坊は、超が付く程のグレーゾーンの発達障害があります。

 

症状としては

言語障害(サ行の発語が特に難しい)

学習障害(筆圧が弱い、枠内に字が書けない)

③感覚過敏(特にバリカンが苦手)

という傾向にあります。

 

特に3歳ごろまでは顕著で、小学校からは支援学校は支援学級も検討しましたが、別府市は有難い事に幼稚園が小学校に併設されているため、

①幼稚園の先生に予め相談できる

②通園にはお兄ちゃんが同行できる

という条件が揃っていた為、幼稚園までは普通クラスで過ごして貰って、進学の際には改めて相談しようという事になりました。

 

医療センターの保健師さんとも相談しながら進めたのですが、ウチの三男坊は上に二人のお兄ちゃんと、下に一人の弟が居る事が凄く良いらしく、発語に関してはかなりの変化を得る事ができました。

 

 

その際、保健師さんから言われた言葉が、『杉本さんは、お子さんを支援学級に預ける事に抵抗はないのですか?』でした。

 

僕は、『ウチの子供にとって一番いい環境を提供したいので、成長に合わせて選んでいきます。抵抗なんてありません』と。

 

保健師さんのご経験上、支援学校を進めても一部のご家庭では『普通学校に進学させたい』と希望されるそうで、予め聞いてくれたようです。

 

幼稚園の先生からも、『現状では支援学級に入る程でも、、。』という感じだったので、今のところは普通クラスに通わせていますが、今後学習の遅れが見られた時には躊躇なく支援学級に行かせようと思っています。

 

 

実は、僕の親戚にも知的障害のある方が一人いるのですが、その事を親御さんは未だに認めていません。

実際に、病院でも『軽度の知的』と診断されたのですが、『ウチの子は違う』の一点張り。

であるが故に、一般就労をさせようと様々な所に行かせましたが一向に続かず、雇用主と大きなトラブルになったこともしばしばで、定職に就いた事は40歳を過ぎた今でも一度もありません。

しかし、その家庭は経済的に余裕があり、彼女の住まいから食事、親亡き後の金銭面まで面倒見れるので良いのかも知れませんが、他の家庭であればそんな娘さんの将来が気になって仕方がないはずです。

 

今は優しい兄弟に囲まれてすくすく成長していますが、事あるごとに彼の今いる立ち位置を直視してその時の状態に合わせて一つずつステップアップして貰いたいと考えています。

事実、ウチの場合は三男坊が働かずに暮らせるだけの財産を残せる可能性は限りなく低い為、彼にも生きていく力を養って貰う必要があると考えています。

 

もちろん、兄弟にも多少の協力はお願いしますが、彼らにも個人の人生があるので無理を言うつもりはありません。

 

義務教育終了までにはまだ時間はありますが、”将来”という部分での選択肢をいかにふやしていけるかが親としての役割だと感じています。

 

前のブログにも書きましたが、今の時代もこれからの時代も、何が職業になるかわかりません。

いち早く彼に情報を与えて、沢山の経験を積んでもらって、間違っても良いから選択して貰ってまた次の選択肢に進んで貰える様に、『君の自由で良いんだよ』という事を常に伝えていきたいと思います。

今はまだ彼自身で選択するのは難しい部分もありますので、それまでは一緒に並走して一緒に成長していけたらと感じています。