『支援学級』に通っていた児童を『支援学校』へ転校するように促したとして、学校側が保護者に謝罪したそうです。
さてさて、この記事の問題の本質はどこなのでしょうか?
記事を読む限りでは、児童は支援学校に転校したままで元の学校には戻っていなさそう。
そして、学校側の謝罪の内容は、
”転校を促した事自体” ではなく
”表現が不適切だった” と言うことですよね?
という事は、学校側からすれば ”転校を促した” 事は適切であり、あくまでも ”表現” が不適切だったと。
何か本質がズレてる気がします。
これは伝える側のマスコミのレベルが低いのか、学校側と保護者との争点がそもそもズレてるのか。。
いずれにせよ、本来の争点となるべき点は
『児童が真ん中に居たのかどうか』だと思います。
要するに、学校側からすると『もう面倒見きれません』って事ですよね?
そう言われた親の気持ちは何となく分かります。
でも児童からすれば ”支援学級” では難しかったんじゃないでしょうか?
僕の親戚にも軽度の知的障害を持った方がいるのですが、その方が幼少期の頃から周囲は ”その事” に気付いていました。
しかし、親は『そんな事ない!』と言い張り続けて周囲の助言に耳を貸さなかった結果、その方は普通学校を中学まで卒業し、その後はアルバイトを転々。
職場でも様々なトラブルを起こしては ”クビ” を繰り返していました。
その後は出会い系で同じような知的障害を持った方と出会い、妊娠し、結婚しました。
彼らの収入は少なく、今でも親からの援助を中心に生活しています。
僕は親が援助する事で生活できるならそれはそれで良いと思っています。
ですが、その親が援助できなくなったら一体どうなるのでしょうか?
僕は子供が中心に居ないと、この様な結果を招くと思っています。
支援学級もそうですが、そもそも普通学級が中心の学校での児童への支援なんて行き届くはずがありません。
なのにそこに児童を通わせてる事自体が、僕からすると疑問でしかありません。
学校側からすると、『表現は不適切だったかも知れないが、促した事は間違っていない』
ということですよね。
正直、僕もそう思います。
なので、そこに目くじら立てる保護者の方が違うんじゃないかと。
学校側の文章を読む限り、普通校で対応できる児童じゃない事は明らか。
保護者は現実を見てからしっかりと受け止めるべきだと思いますね。