平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

考えは”通し方”が大事。

最近、『血は争えんなー』と思える出来事がありました。

 

それは、とある夜の事。

 

長男が、『あ、やべ。宿題で使うコンパスを学校に忘れたわ。』と言ったため、僕が『次男君に借りたら?』と言ったのも束の間。

『ま、いっか。 明日早めに学校に行ってそこだけやるわ。』と。

 

あまり深く考えない部分が僕そっくりです(笑)

 

大抵のミスは、『ま、いっか。』で済むと思ってますが、ただ『ま、いっか。』で止めるのではなく、肝心なのは『代替え案を考える能力』だと思っています。

 

人生、上手くいかない事が殆どですよね。

 

思った通りに行かなかった時に、『ま、いっか。』と割り切り、『んじゃ、こうしよう』と前向きに代案を考えられた方が、応用力は上がると思うんですね。

 

そんな癖が付き始めた彼を、陰ながら応援したいと思います。

 

 

 

さてさて、今日はちょっとだけ組織改革をテーマに書いてみたいと思います。

 

改革って書くとかなり大げさですが、前にも書いた子供のサッカーチームの問題を、何とか少しでもいい方向に向かわせたいと考えています。

 

過去の話も先輩保護者から色々とヒヤリングしましたが、古株さんであればあるほど『あの人(監督さん)は何を言っても変わらない』という声を聞きます。

 

『今までも○○については監督さんに要望してきたけど、変わってないでしょ?』と。

 

なるほど、確かに役員会(指導者陣と保護者役員との話し合いの場)の雰囲気も ”VS” な感じで、建設的な話し合いになる事は無さそうです。

 

一体、何が原因なのでしょうか。

 

 

それは、役員会資料にあった『保護者アンケート』を読むことで、根本的な問題を掴むことができました。

 

 

その最たる問題が『誰の為であり、何を目的としているかが不明瞭』であることです。

 

 

結局の所、今まで保護者が要望してきた事って、『子供たちを中心とする運営』ではなく、『自分(親)たちが納得できる運営』だったんです。

 

アンケートの中身には、

『もっと、子供たち同士が仲良くなれるトレーニングを取り入れて欲しい』というものがありましたが、僕は正直言って、『この人、マジでこんなこと言ってんの?』と思いましたね。

 

こんなことをサッカーの指導者に求める親が居るのも、要因の一つだと強く感じました。

 

確かに、チームの代表者であり監督であるにも関わらず、そもそもサッカー未経験というのも大きな問題の一つですが、なんかこんな感じのちぐはぐが、総じて子供の為になってないと思うんです。

 

 

『何を言っても変わらない』

 

役員会でのやり取りを見ると、確かに僕もそう感じました。

 

でも、僕は保護者側がそもそも ”通し方” を間違ってた気がしてます。

 

 

その一つが、指導者陣は全員ボランティアであるにも関わらず、保護者からの敬意が全く感じられない事です。

 

監督さんも自営業とは言え、16時に仕事を切り上げて練習に参加してくれてますし、土日祝日も関係なく、子供たちを見てくれてます。

 

『指導方法が悪い』とか『連絡が遅い』とか言う前に、先ずは指導者陣への敬意がいると思うんですよね。

 

 

なので、先ずは保護者一人一人にその点を伝える事から始めました。

『でもね、月2,000円の月謝で(ウチは4人で8,000円だけど)ここまでやってくれるのって有難くない?』

『子供たちがリーグに所属出来たり、大会に参加できたりも、登録とかやってくれてるからじゃない』と。

 

自分の子供の事となれば、黙ってられない気持ちは分かります。

 

何か口を出したくなる気持ちも分かります。

 

 

でもね、先ずは感謝だと思うんですよね。

 

 

そして、僕がお迎えに行く時は、必ず監督コーチとコミュニケーションを積極的に取りに行きます。

 

そして、子供の事についてお互いに気付いた点を話し合います。

 

最後は、(下手なりに)一生懸命教えてくれてありがとうございましたという事で、深々と一礼して帰ります。

 

 

指導内容に疑問があれば、親が勉強して自宅で自主練させれば良いんですよ。

 

そして、時には『あの練習は良いっすねー』って褒めるんです。

 

褒められて嫌な気持ちになる人なんていないでしょ?

 

 

練習や試合の当番、遠征への車出しに関しては、夫婦で役割を分担して必ず手を挙げる様にしています。

 

試合が立て込んだ月なんかは、週末別居状態になりますが、それもこれも子供の為。

 

 

 

先日、若手のコーチお二人と、酒席を共にさせて頂いて色々話が聞けました。

 

もちろん、監督さんへの愚痴も多少はあります。

 

 

でも何か、少ーーしずつですが、風向きが変わってきた実感があります。

 

①組織

②財務

③運営

 

この3つを大きく変換しなければ、後進が育ちません。

 

絶対に譲らないであろう ”監督の座” 。

 

先ずは、ここにメスを入れたいと思います(笑)