平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

少し斜めから世の中を見てみる

そんなに影響力のあるブログではありませんが、少しでも多くの方に読んで頂きたい記事です。

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僕は自他共に認める ”サラリーマン不適合者” なのですが、自分が 『サラリーマン不適合者』である事に気付けるまでは苦しい思いをしました。

 

要するに、子供の頃に大人から言われ続けた『こうするべき』や、社会人になってからの『行動管理』に対してずーーーっと違和感を感じていました。

 

子供の頃も、大人になっても、『怒られない様に』気を付けて、『他人からの評価を上げる事』だけに神経を使っていたと思います。

 

 

『宿題なんかせずに遊びたい』

『自分のやり方で営業したい』

『今日は気分が乗らないからやりたくない』

と日々思いながら、心底では

 

『他人に自分の時間を奪われたくない』

 

と思っていたんだと思います。

 

 

これこそが、自分がサラリーマン不適合者であることに気付いた大きな要因です。

 

 

子供の頃から学校ではチャイムや笛に従い、先生の目を気にして姿勢を正し、思いランドセルも ”背負って当然” と刷り込まれてきました。

 

 

 

そんな中でも30代を迎えた時に、『疑問を疑問のまま終わらせない』と思い立ってから、夫婦関係も子育ても会社の経営も、全てを疑問から見つめる事にしました。

 

 

 

読者の中には、コロナ禍によってリモートワークになった事で 『そもそも、満員電車で通勤する必要なんて無くね?』って思った方もいらっしゃると思います。

 

それを続ける中で、『全てがリモートじゃ厳しい』と思う場面もあったかも知れませんが、これまで ”常識” とされていた事が『案外そうじゃ無くて良くない?』と気付く場面が増えてると思います。

 

 

日頃から『少し斜めから見てみる』ことで、コロナになっていなくても、満員電車での通勤に疑問を抱くようになるのです。

 

 

 

もう十数年前ですが、妻が第一子を妊娠した時に『たま〇クラブ』という雑誌を買ってきました。

 

初めての妊娠と言う事も有り、不安と期待を抱いて当然ですよね。

 

 

中身を見ると、『ほぉー、そうなんだ』と思う事があった半面で、『もう次は買わなくて良い』と思いました。

 

 

その理由が、この雑誌が定期発刊されていた事によります。

 

要するに、『子育てについても ”答えなんて無い” から、毎回新しい記事が書けるんだ』と。

 

そこで大事な事は、『自分で考える事』なんだと痛感しました。

 

 

知識として蓄えようと雑誌を読んでも、その中から自分で取捨選択をしっかりしないといけないという事なんですよね。

 

 

子供の頃に、『体育座りをするとお尻が痛くなる』のを実感していましたが、それが正しいかどうかを ”斜めから見る” なんて到底できませんよね。

 

僕は、内心では『自分で出して自分で片付けるから、椅子に座らせて欲しい』と思っていましたが、言えずにいました。

 

これが、日本の教育なんだと思います。

 

 

『一人を認めちゃうと、皆に認めなきゃいけなくなる』

 

 

この発想から出てくる答えは、『ルールで縛る』ですよね。

 

 

 

以前の記事にも書きましたが、ウチでは週末の晩御飯の時には、家族そろっての『いただきます』をやりません。

 

自由な時間に好きな物を好きなだけ食べる様にしています。

 

 

理由は、『時間があるから』です。

 

 

裏を返すと、平日は夜の時間がゆっくり取れないので、出来るだけ早く食べて、同じタイミングで食べ終わって欲しいんです。

 

理由は『片付けが楽になるから。』

 

 

要は、 ”こっちの都合” なんですよね。

 

 

今まで、大人の都合に合わせて作られたルールに、無理やり子供をねじ込んできてるんです。

 

 

そんな環境で子供が育てば、そんな大人にしかなりませんよ。

 

 

昨夜の記事でも少し触れましたが、保護者が指導者と揉めた場合に、保護者は直ぐに『こんな所に子供は預けられないから、辞めさせてもらいます』なんて言います。

 

けど、子供はサッカーを楽しんでるんです。 親の気持ちは関係無く。

 

これって、子供を自分の所有物と勘違いしているのか、自分の教育が一番正しいと傲慢になっているのか、自分の感情で子供を振り回しているのか、何れかでしか無いと思っています。

 

子供を ”一人の個人として尊重” し、大人の ”謎”ルールで子供を縛らない、そんな時代に入ったのかも知れませんね。