平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

採用と退職①

今日は、朝一から定期洗車をご予約頂いている2台を仕上げてきましたが、追加のご予約も頂き午前中で5台を仕上げてきました。

 

 

さて、今朝も内成に仕入れに行きましたが、帰り道に

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木漏れ日が素敵だったので写真を一枚撮りました。

 

色づき始めた木々の葉が更に良い感じです。

 

 

さてさて、会社経営をし、事業を拡大していく中で必ずや出てくる課題が人材の採用と、その後の退職です。

 

先ず最初は採用の部分について書いてみたいと思います。

 

採用に関しては、人の心を見透かす眼力も、豊富な人生経験もありませんから、ある意味博打に近いものがあります。

 

なぜ博打かと言うと、人を一人雇うとなると

 

基本給・各種手当・各種保険などなど、固定の経費が増えます。

 

例えば基本給が20万円で、手当を3万円程度付与した場合、各種保険を合わせると30万円程度の支払いになります。

 

そうなれば、一人当たりで最低でも40万円以上の売り上げが見込める事が前提となりますが、必ずしもクリアする保証はどこにもありませんよね。

 

しかし、雇用しなければ拡大は難しいとなれば、これはもう完全に博打です。

 

 

やはりと言いますか、感覚的に言えば3人雇用すれば、必ず一人は困ったさんが含まれます。

 

しかし、ただの運任せでは成長はありませんので、自分の中でもいくつかポイントを絞って質問をし、その答えによって見極めるようにしています。

 

そうする事によって、少しでもリスクを減らしてきたつもりですが、中にはこんな人がいました。

 

一人目が、前の会社の悪口を言う。

 

経営者や上司への不満や悪口を言う人って意外といるんです。

悪口とまでは言わなくても、「○○と言われた事で、社長(上司)には付いて行けないと思った。」や「自分は○○の仕事をする為に入ったのにさせて貰えなかった」などといったケースです。

僕には、その社長さんや上司の方がどの様なシチュエーションで発せられたのかが分かりませんし、社長さんから話を聞いていないので判断しようがありません。要するに片一方からしか話を聞けない状況で、「あいつが悪い」と第三者にいう人は信用できません。○○の仕事をさせて貰えなかったというのも同様で、もしかするとその人の能力が足りずに任せられなかったというケースだって考えられますよね。

 

二つ目が親や親族が出てくるケース。

驚かれた方も多いでしょうが、未だにあります。高卒?いやいや、24歳です。

親が居ない所で散々悪態ついて辞めておきながら、後日、母親を伴って会社訪問。

僕が対応しましたが、話を進めるうちにその母親が、「いくら経営が厳しいからって、それを理由にウチの娘を辞めさせるなんて信じられない!!」と。

 

え??

ええ!?

 

お宅の娘さん、挨拶しないし、電話にも出ないし、仕事中に机にうっつぷして30分以上寝るし、注意する為に二人で話してる時にティッシュの箱を僕の顔めがけて投げつけてきたから「続けるのは厳しいんじゃない?」って言っただけなんですけど。。

 

周辺からのクレームもあって、当時の社長も「辞職止む無し」ということになり、僕が話す事になりましたが、散々な言われようです。

 

しかも、経営が厳しいと勝手に決めつけられて、甚だ心外です(笑)。

 

それでも、そこはこらえてお引き取り願いましたが、今だに僕の悪口を言って回ってるようです(笑)

 

しかしこれは、採用前に見極めるのは極めて困難です。

 

ぶち当たってしまったら、それも勉強と思うしかありません。

 

 

そんな人を極力避ける為にするいくつかの質問ですが

 

①前の職場を辞めた理由をできるだけ聞く

 やはり、環境や人のせいにする人って、どこに行っても同じ言い訳をして辞めます。凄くシンプルですが、ここは抑えておきたいものです。

 

②家族と同居?

 本人の自立度を確認します。別居であれば基本的に問題なしですが、もし同居であれば、「今回の面接に際し(又は応募をする上で)、ご両親から何かアドバイスをもらった?」と聞きます。 すると中には「父(母)がハローワークでいくつか資料を持ってきて、その中から選んだ」や、その逆で「自分が選んだ数社の中からココを父(母)が選んだ」というケースは要注意です。親としては、自分が勧めた手前もあるので、何かあったらすっ飛んできます。 仕事をする本人ではなく、親が関与を深めてる度合いは気にした方が良い点です。

 

③ウチの会社で何がしたい?どんな形で会社に貢献してくれる?

 この質問で、曖昧な答えを返してくるパターンは即アウトですよね(笑) 逆に、「ちゃんと力をつけて、〇〇事業にも挑戦してみたい」という様に、次のステップを考えてるケースは興味深く話を聞かせて貰います。その事業自体がSICではやってない事業であれば尚更です。 異業種からの転職も大歓迎ですが、自分がSICの中ではどの様な形で貢献できるかを言えるか言えないかは、かなりの違いだと思います。

 

④あなたの夢は?

 意外と無い人多いです(笑) あるとしても、「将来は結婚したい」って言っちゃう方もいます(笑) その人が結婚が夢なんです!って言うなら、夢が結婚だって良いんですけど。。 でも、結婚って夢というより願望的なものでもあり、その人の人生の一部だと思うんです!! 僕は、「人間的にこうなりたい!」とか「こういう事に挑戦して、これを達成したい!!」とかそういう事が聞きたいんです!!

ウチに面接に来ておきながら、「アイドルになりたい!!」って言われない限り、応援しようと思いますが、ウチの会社に入ってから見つけても良いと思うので、夢は持ってて欲しいと思います。

 

以上四点ですが、至ってシンプルで参考にならないと思いますが、これが僕の確認事項です。

 

後は、有資格者を募集する際には、その実務経験や、業務上の苦労話なども聞いたりします。

 

 

そしてそして、退職に際して揉めるケースも稀にありますよね。

 

揉める要因は様々ですが、揉めた時の対処法はただ一つ。

 

相手の発言や行動をメモにする事です。

 

これは、労使双方に言えます。

 

揉めた時って、言った言わないが一番面倒ですし、一番立証が困難です。

 

 

そこで②では、退職というくくりで退職勧奨について書いてみたいと思います。