出生数が戦後最低を記録したそうです。
記事によると、若い世代の収入を増やしたり、低所得を理由に結婚や出産を控える可能性のある世代に対して『支援を行う』そうです。
んー。
でも、
結婚や出産を ”控える理由” って、低所得だけが理由なんでしょうかね??
『全体の構造や意識を変える』って言ってますけど、どの部分からどんな手を使って変えていくのか全く見えて来ません。
AIにでも聞いてみた方が良いのでは? とすら感じます。
一般論で言えば、労働人口が低下すれば国内の生産性が落ち、経済全体が悪くなると。
そして若者が減れば、超高齢化社会を支える経済の基盤も失う事になると。
仰ってる事は何となく分かります。
今の年金制度だとそうなりますよね。
でも、”少子化” という問題に対してやれることって何かあります??
因みに僕が結婚したのは29歳の時で、当時の年収は額面で300万円程度。
月収は額面で23万円で、出るか出ないかのボーナスを期待する程度でした。
その上、別府への移住後は直ぐに仕事が見つからず、生活費をサラ金からの借金で賄っていた為、200万円の借金も毎月返済している様な状況でした。
有難い事に、妻が結婚のタイミングで『一緒に返済していこう』と言ってくれた事で何とかなった感じです。
それでも今では4人もの息子に恵まれました。
そんな僕の経験からすると、確かに子供を育てる事への経済的負担に対する心配は多かったものの、結果的には妻とはそれなりに仲良く円満に来られた結果として、今の子供があると感じています。
いざという時には頼れる両親が居ましたし、段々と自治体からの支援も増えて来たのも安心に繋がったと思います。
官房長官も『構造や意識を変える』って言ってましたけど、僕はその部分がかなり大きいと思います。
というのも、ネット社会になってから何かと ”生き辛さ” が増えた様な気がするからです。
これまでは人とコミュニケーションをとる事に時間を割けていたのに、今やネットに割く時間が圧倒的に増えていて、生身の人間同士のコミュニケーションがそもそも減ってるんじゃないかと。
僕自身も感じていることですが、子供って4人も居れば親が構わなくても勝手に遊んで勝手に喧嘩をして、勝手に仲直りしてます。
そこにはゲームがありますが、それはあくまでツールであり、人間同士の生身のぶつかり合いがあります。
確かに、PCやインターネットの普及は世の中を変えました。
そして、それをより身近にしたのがスマホである事は言うまでもありません。
ただ、日本人はそれらを自分の収入を増やしたり、人生を豊かにするためのツールとして使えてますかね??
結局、日本政府の言う所の ”支援” って、これはやればやるほど原資は ”税金” なんですよね。
その税金っていうのは、大原則として ”広く平等” っていうのがあります。
なので、支援策を強化したところで税金が増えたのでは何の意味も成しません。
この少子化って、日本国民の民度が問われてると僕は感じています。
アプリを使って気軽に出会える分、一つの出会いに対する重みが軽くなっていたり。
コミュニケーションがテキスト中心になる事で、人の感情に対する感性が低下したり。
自分たちが10代や20代の頃って、出会いと言えば学校や職場を中心としたコミュニティーがベースでしたよね。
『同じクラスの〇〇ちゃん』や、
『同じ電車に乗ってる〇〇高校の人』や、
『職場の先輩からの紹介で』
などから始まり、何とかその人と『話がしたい』という気持ちから始まっていたと思います。
ちょっと長くなりましたが、『構造』を変えるのは比較的容易だと思います。
それとは逆に『意識』を変えるのは本当に容易ではないと思います。
でも、その『意識』を変える取り組みをやらないといけないのでは?と感じています。
が、そんな事できます??