平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

筍の事が気になってます。

かれこれ2年以上前から ”放置竹林” というキーワードが僕の胸をザワザワさせてます。

 

 

というのも、僕が住んでる別府の伝統工芸には竹細工があるのですが、これがなかなか世の中に浸透しきれてないという現状があります。

 

過去には有名人がプロデュースしてくれたりと、一時的に注目を浴びる事があっても継続せず。

 

県内での取り組みを見ても、県民としてはいまいちよく分からず。

 

 

 

そんなこんなで『竹を何かしらのビジネスに繋げられないか?』って事をずーーーっと模索してるのですが、『これだ!!』と思えるモノにはなかなか巡り合ってないんですよね。

 

 

竹細工の材料

竹炭

土壌改良剤

筍(たけのこ)

牡蠣養殖用のいかだ

などなど。

 

 

最近でも放置竹林の課題解決に向けた取り組みとしての ”筍” が注目を浴びていますが、

www.agrinews.co.jp

これがどこまで ”放置竹林” という課題解決に役立つのか。

 

 

確かに、どれも『やらないよりはマシ』ですし、むしろ『やった方が絶対良い』のは間違いないと思いますが、問題はその ”消費量” と ”生産量” だと思うんです。

 

 

どの事業を主導されてる方も、一様に声を揃えてこう言います。

 

 

『竹は、資源としてはほぼ無限ですから』と。

 

 

 

そうなんです。 ちょっとやそっと切り取っただけでは課題解決に直結するほどの影響はほぼ無いと思うんです。

 

 

 

昨日も竹の有効活用に関して色々と調べていましたが、やっぱり竹の切出し作業には学生さんの ”ボランティア” に頼ってるんですね。

 

 

 

僕は、事業化するにあたってもそうですが、とにかく『ボランティアに頼らないと成立しない』事業自体が既に無理があると考えてます。

 

 

 

切出し→保管→加工→運搬→二次加工→製品 という流れの中で、ちゃんと ”竹” という素材で皆が利益を出せるのか?

 

 

 

これが問われてるのだと思います。