平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

寛容とは違う、本当の支援の形。

台風の被害が甚大で、長期化している地域もある様です。

 

大分県も約二年半前に『日田豪雨災害』に見舞われ、その時はボランティアとして1日だけ参加させて貰ったのですが、マスク着用の条件があったのでかなり厳しかった記憶があります。

 

 

今回の台風でも、由布市湯の平温泉街が被害を受けていますので、出来る事があれば今回も駆け付けたいと思います。

 

 

 

さて、以前の記事では受刑者に対する支援が進んでいる国、ノルウェーを紹介させてもらいました。

 

sic.hatenablog.com

 

結局、捕まえて牢屋に入れて自由をはく奪したって、再犯率が下がらないのはデータが証明してますよね。

 

でも日本は何も手を打たない。

 

 

海外は気付いたら直ぐに違うやり方を検討し、実行しますよね。

 

 

 

今度は、イタリアでの取り組みの紹介です。

news.yahoo.co.jp

 

 

なんと、刑務所の中にある "牢屋の中のレストラン” がそれです。

 

 

月額賃金、約14万円を得ながら一流シェフの下で調理から接客までを学べると。

 

 

この制度、僕が『素晴らしいなー』と思うのが、再犯防止に向けて根本的な解決を図ろうとしているところだと思います。

 

 

囚人の人権を守りつつ、『社会復帰、再犯防止には何が必要か』を強く意識して取り組まれてるのだと思います。

 

 

 

結局、今の日本の制度だと出所後の就職に苦労し、『お金に困って再犯』なんて事も少なくありません。

 

 

 

塀の中で隔離され、社会性を身に着ける事も無く、手に職を持たない彼らに社会復帰を促すなんて、絵空事ですよね。

 

 

 

反省をしただけでは、社会復帰に直結しない事は分かり切った事。

 

 

『ならばそこを補おう』というシンプルな思考と、それをやり遂げる気持ちの両方が大切です。

 

 

そして何より大事なのが、社会復帰を目指す彼らを受け入れる側の我々の気持ちではないでしょうか。

 

 

日本人は常に排他的な社会と文化を作ってきました。

 

 

そうする事で、守られる人が多かった事も事実でしょう。

 

 

 

しかし、そこには必ず "差別” が存在していた事も事実です。

 

 

 

 

『もう一回、今からでも頑張ってみんね。』

 

 

 

それが当たり前に言える、そんな社会になって欲しいものだとつくづく思わされました。