平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

空家政策は大鉈を振るうしかないと思います。

以前も記事で触れてますが、政府が増え続ける空家に関して "有識者委員会” なるものを立ち上げて、対策の検討に入ったそうです。

news.yahoo.co.jp

 

検討に入った事自体はもちろん良い事なんですけど、そもそも遅いし、どのジャンルのどんな方を "有識者” として重宝してるのかが課題解決の鍵だと思います。

 

 

 

空家対策に関しては、『限界集落の高齢者を移住させる』の一択しか選択肢は無いのに、それを提唱できて辣腕を振るえる人が居ないのであれば、"有識者委員会” は有名無実化されること間違いなしです。

 

 

 

限界集落に送る電力、そこに向かう為の橋、公共バスや携帯の電波など、数件の為に掛かるコストは結果的にみんなが負担してます。

 

 

 

この話をすると、必ず『先祖代々受け継いだ土地』思想の人たちとの論争になるのですが、現実的に考えれば破綻しているのは事実です。

 

 

 

なのに、誰もそこに踏み込めない。

 

 

 

 

政治家であれば尚更ですよね。

 

 

 

別府の様な地方都市でも空家はどんどん増えています。

 

 

 

その対策って、もう答えは出てますよね?

 

 

 

①誰かが住む

 

②取り壊す

 

 

 

シンプルにこの二択しか無いんです。

 

 

 

そして、もう一つの現実として、日本の人口は減り続けています。

 

 

 

これが何を意味するかと言うと、限界集落に電力を送り続けたり、橋を維持する費用を支える人が減ってるという事ですよね。

 

 

 

 

限界集落とは、人口が減って無くなりそうなそのエリアの事を指すのではなく、『維持するのが限界』である集落と考える方がしっくりきます。

 

 

 

別府にも、役所から30分近く離れた集落がいくつかありますが、最近では売地や売り家が目立つようになりました。

 

 

 

でも、僕からすると、正直言って1,000円/坪の価値も無いと思っています。

 

 

 

もちろん、所有してる人からすれば『代々受け継いだ土地』としての "価値” を信じているのでしょうが、僕の価値観からすれば正直なところは無価値です。

 

 

 

 

でも、『ただ捨てて、腐らせろ』と言ってるのではなく、どんどん公共化していけば良いと思うんです。

 

 

 

 

その活用方法を考えるのが "有識者” の本当の役目だと思います。

 

 

 

 

 

実は、別府にも昨年廃業した公共温泉があります。

 

 

 

 

建物は実に立派なのですが、年間3,000万円もの赤字を垂れ流していた事から廃業となり、今でも活用方法が見つからぬまま放置の状態が続いています。

 

 

 

しかも、その土地や建物は何も辺鄙(へんぴ)な場所にある訳でも無く、別府で一番のメイン通りである国道10号線沿いなんです。

 

 

そんな好立地のも関わらず、知恵が出ない為に "塩漬け状態” が続いているんです。

 

 

 

 

ここも何とかしないといけないと勝手に思ってるので、近々議員さんにでも聞いてみようと思います。