平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

神様降臨を実力と勘違いしてはいけない(自分への戒め)

突然ですが、皆さんの元に神様が降臨した事ってあります?

 

 

先ずはここで言う神様とは、自らの想像以上に物事が良好な方へ進み、思わぬ好成績を残すことが出来た経験と位置付けたいとおもいます。

 

 

 

 

そんな事は早々に起こる訳ではありませんが、実は僕の場合、直近一年間で2度ほど神様がおいでになられたのを実感しています。

 

 

 

その記念すべき1回目は、『経営の神様』で、

 

 

時を経ずして登場した2回目は、『ゴルフの神様』です。

 

 

 

神様とは、“瞬発的” に“とても良い成績” をプレゼントしてくれる存在。

 

 

とは言え、神様と言えども森羅万象を自らの気持ちの赴くままに操れると言うものでは無く、その道で“正しい努力” を継続して行なっている者のみに『褒美を使わそう』という体で降臨してきます。

 

 

 

なので、努力も無しに好成績を収める事はないのですが、この神様の厄介なところが “それなりに努力している” 程度の人にもチャンスを与えちゃうっていう事。

 

 

そこで、今回は僕に降りたゴルフの神様の話について書いてみたいと思います。

 

 

 

 

神様降臨は突然に。

 

 

 

2022年11月。

 

 

それまでのベストスコアは102と、100切りを目前に足踏みが続いていました。

 

 

年間3回程度のラウンド前に、気休め程度の練習に行くだけ。

 

 

気持ちは

『迷惑かけん様にせんとな。』

 

程度で練習に臨んでいましたが、今回は2ヶ月前からラウンドが決まっていた事もあり、ベストスコアの更新を視野に月に4回程度の練習に通う事にしました。

 

 

 

それでも週一。

 

 

殆ど感触を掴む事はありませんでしたが、いつもより練習をしたせいか、“全体的には何となく悪くないなー” と言う、謎の自信が付いていました。

 

 

 

 

そんな中で迎えた当日。

 

 

11月らしく気候も良く、風も穏やかで5月の様な絶好のゴルフ日和。

 

 

 

『こりゃ最高だわー』

 

 

 

なんて思いながら鳥の囀りに耳を傾けつつ、マナーを守りながらいざやスタート。

 

 

 

『出だしは体が回らないよねー』というゴルファーあるあるな言い訳を嗜みつつ、前半4ホールを終わっての成績はまさかの+4。

 

 

いつもはスタート3ホールで大叩きするのにこの日はボギーペースでのスタートです。

 

 

 

その後も曲がった筈のボールが木に当たってフェアウェイに戻ってきたり、チョロしたボールがカート道を使ってかなり良いところまで転がったり(これは2回ほどありました)と、自分でも目を疑う様な “ラッキー” が量産されてました。

 

 

 

そんなこんなで前半終わってのスコアは46。

 

 

それももちろんハーフベスト更新ですし、余りの調子の良さ(神様のいたずら)に気持ちはフワフワとしてました。

 

 

 

それでも神様は手を緩めません。

 

 

 

後半もしっかりと手を差し伸べてくれ、終わってしまえばスコアはまさかの92。

 

 

 

いきなりの-10でまさかの90台に突入です。

 

 

 

 

この日の夜。

 

 

 

僕は饒舌でした。

 

 

 

乗ってました。

 

 

 

 

いや、正確には

 

 

 

 

載せられてました。

 

 

 

 

その後は年内にもう一度回りましたが、スコアは105。

 

 

 

『んまぁ、そんな事もあるよねー。 来年また頑張ろ!』

 

 

 

 

と言いつつそのまま冬眠。

 

 

 

 

 

春を感じる2月に入ってからようやく練習をスタートし、新年の書き初めで認(したた)めた『練習は週に2回』の実践に取り組む事に。

 

 

 

自分に優しい僕は、『無理をしちゃいけないよ』と自分に言い聞かせ、週一の練習をコツコツと積み重ねました。

 

 

 

しかし、その後は月一で回り始めたラウンドでも、100を切ることがありません。

 

 

 

 

僕は思わず

 

 

 

『結局、俺には向いて無いんだ。。』

 

 

 

そんな弱い気持ちがよぎり始めます。

 

 

 

とりあえず “90切り” の目標を『5月の誕生日までに』と定めて3月4月と練習に打ち込みましたが、3日が誕生日という事を言い訳に、あっさりと目標未達を見送ります。

 

 

 

 

『これじゃダメだ。 マジで上手くなりたい。』

 

 

 

そう本気で思った時にふと92が出た時の事を思い返すと、“ゴルフの神様” によって100切りを達成 “させられてた” 事に気付くのでした。

 

 

 

それからは気持ちをゴルフに全振りして週3回以上の練習を決意し、『とにかく振る』という気持ちで良いも悪いも関係無く振り続けました。

 

 

 

梅雨のシーズンも時間が合えばコースに出ますし、暑くなってきても練習は絶対に欠かしません。

 

 

それでも何故かスコアは108と111を行ったり来たり。

 

 

夏に差し掛かる頃には目標が『エンジョイゴルフ!』に変わっていましたが、どうやらここが転機だった様で、ここから95.98.96.99と100切りが身に付いてきたのです。

 

 

 

僕の転機は、ベストスコアの原因が完全に “ゴルフの神様” であることに気付いた事だと思います。

 

 

 

上手く行った事を自分の実力だと “思いたい” 。

 

 

 

確かに努力はしてますから、成績は付いてきて “当然” なはず。

 

 

 

でも、努力以上の成績が出ちゃう事ってあるんですよね。

 

 

 

その時に大事な事は、

 

 

『これは神様の仕業なのか? それとも、本当の実力なのか?』

 

 

を自ら問いただす謙虚さだと痛感しました。

 

 

 

これは神様の仕業ですから、こちらではコントロールできません。

 

 

 

なので、短期的に結果が出る事もあれば長期的な場合もあります。

 

 

いずれにせよ、それが

 

 

 

『神様の仕業なのか』

 

 

『本当の実力なのか』

 

 

 

これを問う事は大切なのかも知れません。