29日のコンペに向けて絶賛トレーニング中なのですが、前回のブログに書いた”回転式”に取り組み始めたところ、ある事に気付いた様な気がしてます。
それは、回転式自体が特別に新しい理論では無いのでは? という事。
むしろ、ゴルフ自体がそもそも ”リリース式” と ”回転式” の打法があり、たまたま日本に広まった打ち方の殆どがリリース式だったという事なんじゃ無いかと。
と言うのも、リリース式にも回転式にも『体が前に行かない様に』などの共通点があるからです。
そういう事を考えてみると、特に非力な日本人に合わせたクラブ(シャフト?)の進化によってリリース式が広まったんじゃないのか? と。
回転式に取り組み始めて感じた事は
①シンプルで合理的
②大きなミスが出にくい
③クラブの特性(しなり)を活かしにくい
④なぜかインパクトが分厚い
という点です。
これを逆に見てみると、リリース式はクラブの性能(特性)を活かすが為に
①複雑かつ精密
②ミスが発生しやすい
③しなりを最大限に生かして飛距離を出す
④反発重視なので当たりが軽く感じる
様になってるのでは? というのが僕個人の感想です。
要するに、素人感覚で言うとシャフトのしなりを活かすならリリース式?で、ヘッドの反発を活かすなら回転式?。 みたいな? 違ったらすみません。
と言うのも、回転式を練習するに当たって、回転式を提唱してるプロのインストラクターが口酸っぱく言ってた注意点として
『体が引っ張り合う事と押し合う事が重要』
みたいな事を言っていました。
なので右打ちの場合、テイクバックの時の身体の重心は左だと。
これってリリース式の逆なんですよね。
そしてもう一つ。
これは僕が独自に気付いた事なんですけど、回転式を意識して打つ場合、球筋をコントロールしつつも飛距離を出そうとすると、 ”右手で押し込む意識” でかなり改善されることが分かりました。
イメージとしては
①左6:右4の体重バランス
②テイクバックで左足の重心と引っ張り合う様に腕を押し上げる
③左肩が顎に当たるまで左腕を振り上げる
④頂点に達したら右肩を左足踵を目掛けて引っ張る
⑤右手で飛球線方向に押し込む
⑥目線を右足後方に向ける位の気持ちで頭を残す
⑦最後はクラブヘッドをスムーズなフォローが取れるラインに乗せる
といった具合ですが、③⑥⑦の様にリリース式との明らかな共通点もあります。
アマチュアの僕がプロのスイングを真似しても仕方の無い事ですが、上手い人に共通してる事はインパクトの瞬間にあると思っています。
それこそが、”頭(目線)” を最後まで残し続けるということです。
そもそもリリース式なんて概念が無い状態で様々なレッスンを取り入れ、シャフトをしならせる事でヘッドスピードを最大化する事だけに心血を注いでいました。
しかし、僕にとってしなるシャフトは暴れてる状態でもあった為、それをコントロールするのはとても大変な作業でした。
そんな中で登場した回転式という概念は、僕のゴルフを少しだけ楽にしてくれたと思います。
テイクバックは左腕で右側に押し上げるから体重は左側。
ミートする瞬間とその前後は右手で左側に押し出すので体重は右側。
引き合いと押し合い。
これは余談ですが、僕はテーラーメイドというブランドのドライバーを愛用しているのですが、リリース式と回転式のそれぞれの特性というのはもしかするとメーカー自体が日本製か海外製かによって違うのかな? という可能性も排除できない気がしてます。
ともあれ、足りない頭で色々考えても結論なんて出ませんので、取り敢えずまだまだ打ち込んでみたいと思います。