※記事の投稿から、一部内容を修正しています。誤「雇用調整助成金」→正「特別雇用開発助成金」
はいはい、出ました。
『あなたは "対象外” ですねー。』と一蹴するパターン。
前の記事でも少し触れましたけど、ウチの会社も同じような事例があります。
それは、『障害者特別雇用開発助成金』に関する受給資格要件で起こりました。
ウチの会社のサビ管さんは一種一級の手帳を持っている為、いわゆる特開金の対象者ですが、第一期分の約40万円を受け取る事ができませんでした。
その理由は、『義務付けられてる計画書の提出が無かったから』との事。
僕は申請に向けてHPなどで制度の概要などを調べましたが、イマイチ中身が掴めなかったので地元のハローワークに電話をし、担当者からレクチャーを受ける事にしたんです。
そこで説明されたのが2パターンあって、
①トライアル雇用する
②トライアル雇用しない
のいずれかを選択する必要があると。
正直、『どっちか』の説明しか受けてません。
トライアル雇用とは、いわゆる "お試し期間” という事でして、企業側と従業員側とのミスマッチを減らすために、『先ずはお互い試しましょうね』というものです。
僕がその説明を受けた時には、
『どちらも助成金支給の時期は同じですし、対象期間も変わりません』という内容で、『後は、経営者の方のご判断かと。』とだけ説明を受けました。
僕はトイレが問題なく使用できるかや、駐車場から事務所まで難なく来れるかなどの不安があった為、トライアル雇用からスタートする事にしたのですがこれがどうやら間違いだった様なんです。
4か月後、入金のタイミングになっても一向に支払われず、ハローワークからも何の連絡も無かった為、提出する書類に不備が無かったのかなど、もう一度事務員さんに入念に確認をしました。
どれだけ調べても書類の不備は見当たらなかったのですが、その後2か月経っても音沙汰無しの状況が続いたため、電話でハローワークに直接問い合わせる事にしました。
すると、 "担当者” を名乗る女性が対応してくれたのですが、驚いた事に『計画書が提出されていないので、支給できません』なんてアッサリ言い放つんです。
おいおい待てよ。
そもそも計画書の提出なんて聞いて無かったし、必要なら『計画書出てませんけどー?』って電話の一本でもくれれば良いのに。
こっちから問い合わせた電話に対して『出て無いので支給できません』だけって、余りにも不親切じゃないかと思います。
って事は、第二期の申請時期が迫っていたので、この電話をしなければ第二期も支給されなかったという事です。
ホントに恐ろしいんですけど。
別に、支給した所で自分の腹が痛む訳でもなかろうに、何なら原資は法定雇用率を達成していない企業が払ってる調整金です。
行政サービスを円滑に提供するのが職員の仕事じゃ無いんですかね?
国民や企業から集めた税金諸々を、平等に分配するのが行政の役目のはず。
そもそも、『できるだけ支給する』っていう姿勢が微塵も無いんですよね。
とある先輩が言ってました。
『杉ちゃん、法律や制度って、誰の事を守るものだか知ってる? 国民や企業じゃないんよ。 それを知ってる人を守るものなんよ。』と。
完全に的を射てて草。
結局、記事にあった山田さんも、年金の『ルールを知らなかった "だけ”』なんですよ。
それが理由で、たった数ヶ月の事で『支給できませーん』ってふざけてますよね。
そんなレベルの話って、判断でも何でも無いので今すぐ機械化してください。
無駄に人を置かれて、会話する方が腹立つんで。
コロナみたいに、世の中の誰しもが注目する事柄には "特例” とか "優遇措置” とか直ぐやるくせに、こうやって少数派の苦難はバッサリ切り捨てるってホントどうかと思いますし、もう一回言わせて貰いますけど、そんなん人じゃ無くてもできるのでオートメーション化してくださいって思います。
そして、我々国民もどっかで諦めていませんか?
『行政って、結局こんなもんだよね』って。
『突っぱねてなんとかその場を乗り切ろう』って考えてる行政職員って、多くは無くても一定数は必ずいるもんです。
結局、ウチは第一期の受給を諦めました。
なんか、このモヤモヤってなかなか解決しませんねー。