安倍元総理が凶弾に倒れた事件で、容疑者の男が動機として供述している内容に、『旧統一教会への恨み』があるとされています。
この様な事が起こると、日本人は直ぐに“宗教は怖い”と一括りに批判しますが、宗教法人=非課税 という間違った認識も含めて、国民一人一人が“正しい認識を持つ”必要があるとつくづく感じます。
https://smart-flash.jp/sociopolitics/191223
僕もそうですが、これだけ情報が溢れてると、その中から正しい事を自らの能力で分別する事って難しくなりますよね。
ネットの書き込みを読むと、あたかも宗教法人が税制面で優遇されてる事が、今回の悲劇を生んだ要因の一つかの様に言われていますが、根本はそこじゃ無いと思うんです。
本質がそこじゃないのに、優遇されてる事への日頃の不満をここぞとばかりに追求するという風潮が強いですよね。
この場合、議員が率先して対策を考えるのであれば、優遇されてる税金をどうするかではなく、どうやって宗教法人の“透明性を図るか”ではないでしょうか。
具体的には、例えば
①信者の(世帯と個人)年収によって1年間に献金出来る金額に上限を決め、年収を証明する書類と献金額が分かる書類の提出を義務付ける(例えば、年収の5%未満までとか)。
②書籍や物品の販売に際しては、社会通念上妥当とされる金額でなければならない(例えば、販売される物品に関してはネット上での販売を義務化し、見える化するとか)。
と言う様に、“聖域”とされた宗教活動に関しても、ルールを決めたら良いと思うんですよ。
それにしても、今回の動機は全然理解出来ませんし、こんな事は絶対に許せませんよね。
でも、弁護士さん達も警鐘を鳴らしていた様に、『起こるべくして起こった』という側面もあるのかも知れません。
献金の額に上限を設けたりする事で今回の様な事件を回避できるかは分かりませんが、宗教法人の“透明化”には一役買えるのではないでしょうか。