平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

売れる物は何でも売る!!

f:id:t-sugimoto-5553:20200903090042j:plain


昨日も長崎付近を台風9号が通過した影響で、別府でも風が強い夜となりました。

 

本格的に備えが必要なのは日曜日にかけて接近する10号の様で、今日と明日で家と会社の両方で備えようと思います。

 

 

さて、商売をする上で一番楽しい部分でもあり、一番苦しい部分でもあるのがいかにして売上0円から1円を生み出すかだと思います。

 

就労支援の指定が取れるまでの期間、ただただ経費が垂れ流し状態になりますので1円でも多くの現金収入を得る必要がありましたが、これが本当に難しくてとにかく試行錯誤の繰り返しでした。

 

最近でこそ、現金収入が得られる事業として

 

出張洗車 物品販売(にんにくや食器、かき氷など) 草むしり などがあります。

 

相変わらず、出張洗車は新規も含めてご依頼が絶えませんが、最近の人気商品は何と言っても中古の食器販売です。

f:id:t-sugimoto-5553:20200903091644j:plain

f:id:t-sugimoto-5553:20200903091718j:plain

f:id:t-sugimoto-5553:20200903091749j:plain

 

この食器類、そもそもの価値が分からないし、リサイクル品なので100円ショップより高くても魅力に欠けるしという事で、グラムを基準に値付けする事にしました。

その結果、10円から販売する商品も出ましたが、それも無問題。

 

何故なら、この食器類の原価はゼロだから。です。(笑)

 

原価ゼロ。 良い響きですねー。

 

せっかく原価が抑えられたのでついつい色気を出してしまいそうになりますが、ここは地域の方々に喜んで貰える事を最優先し、とにかく立ち寄って頂ける様にとの思いで価格設定しました。

 

 

今でこそ翌月入金分も含めてお金が回り出しましたが、創業当時は本当に売るものが無く、大変な苦労をしました。

 

そんな経験から『とにかく売れる物はなんでも売る!!』というのが染みついてしまいました。

 

もう、ここまで来れば執念みたいなものです。

 

最近は、銅やステンレスなどの金属類をリサイクルに回して下さる業者さんとも繋がったので、金属類が目に入ればお金に見えてしまうほど。

 

それもこれも、今となれば利用者さんへの工賃に還元できるので、有難い限りです。

 

同業者さんにも、『なんでスバルさんはそんなに作業があるんですか?』と良く聞かれるのですが、僕はいつも

『営業力と人脈です。』と答えます。

 

人脈を駆使して営業に行き、執念で仕事を貰ってきます。

 

 

福祉事業所って、何だかお金の事を言うのはご法度みたいな風潮がありますが、僕は福祉だろうが何だろうが、そもそも経営しなければやっていけない以上は、営業力と人脈が欠かせない要素だと思っています。

 

指を咥えて見ていたって、単価の良い仕事が回ってくることはありません。

 

そして、障害者の就労支援事業所だからと言って、極端に低い単価で仕事を請ける必要だって無いと思っています。

 

ウチが作業をする事で、相手にも利益が上がるのであれば、還元して貰って当然だと思います。

なので、そこで必要になるのが単価交渉という営業力です。

 

少しでも割の良い仕事を取って来れば、喜んで仕事してくれます。

 

がめついと言われたって構いません(笑)

 

だって、そうしないと高い工賃なんて払える訳がないんだもーん。