平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

今こそ地方創生のチャンス

僕は、以前からSSO(ソーシャル サテライト オフィス)という構想を、別府市長を始め、県議会の先生などにもご提言を差し上げてきました。

 

この構想の根本は、地方に大手企業のサテライトオフィスを誘致するというもので、空き店舗や廃校になった校舎を活用する事で、だぶついた箱モノを活用できるというものです。

 

中身としては、大企業が来ることによる(特に30代を中心とした)人口増加や、外国人留学生や日本人学生の県外流出防止、障害者雇用の拡大までをワンセットで行う事が目的です。

 

コロナ禍によるリモートワーク(テレワーク)の普及により、場所を選ばない働き方が選ばれる様になりました。

 

通勤時間の削減や、子育て世代が子供を見ながら働けることも、ビジネスパーソンにとっては願ったり叶ったりだと思います。

特に子供を見ながら働けるというのは、これまで保育園に預けられずに働けなかった女性にとっては、とてもいい効果だと思います。

 

そして、今回のニュースは僕の構想よりも更に上を行ってると言いますか、ここまで大手が取り組んでくれると、他社にとっても大きな衝撃となり広がる事が期待されます。

 

news.yahoo.co.jp

本社の移転となると、企業にとっては大変な、大きな決断です。

コロナの影響が出始めた頃から考えても、半年余りで判断した事になりますし、しかもその間に賃貸借契約まで話が進んでいるとなると、パソナの総合力と企業としてのガバナンス、フットワークの軽さと合理的経営の全てが示された気がします。

 

決断の先には、大きな支出を伴います。

 

ただ、それをただの支出とするのではなく、しっかりとした ”投資” にして賃料を浮かすなど、しっかり回収する算段までできているのが流石です。

 

この流れがどんどん広がり、別府にもこの波が来ると良いなー