平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

お疲れ様。ミニキャブ。

中古で購入した三菱ミニキャブ

 

初登録が平成18年と、今年で17年目になる様です。

 

購入時、7.5万kmだった走行距離は、この2年半で14.3万kmにまで伸びました。

 

マニュアル車パワステ無し、窓だってもちろん手動という事もあり、破格の17万円で売られていたんです。

 

年式の割には走行距離が少なく、社用車という事で整備記録もちゃんとあったので即決しました。

 

支払いは、勿論『現金一括!!』

 

と言いたかった所ですが、2分割でお願いし、無事にSICの仲間入りを果たしました。

 

 

マニュアル車なんて教習所ぶり』とか

『そもそもオートマしか免許持ってません』

など、あまり歓迎される事が無かったのですが、燃費だけは褒めてあげたい代物です。

 

 

そんなミニキャブも、6月には車検です。

 

昨年から乗り潰すことを前提に、優先順位を付けながら最低限度に留めていますが、安全面に関わる部分をケチる訳にもいきませんので、そこは中古の部品を当てがってしのいできました。

 

 

しかし、昨年10月。 そんなミニキャブにピンチが訪れます。

 

なんと、安全系では無いのですが、ミニキャブ唯一の快適装置と言っても過言では無いエアコンが故障したのです。

 

エアコンって、ベルトで繋がってるだけですけど、ベルトを回す部品まで壊れていた為、部品と修理工賃併せて9万円近い見積もりです。

 

暦の上では秋でも、10月はまだまだ暑い日が続いていましたし、部品を変えない限りは異音や異臭を防げません。

 

『修理をするべきか。。』

 

僕は『1日だけ時間下さい』と代車を借りて考える事にしました。

 

 

『確かに暑い。けど、あと1か月もせずに11月になる』

『修理をしないと、異音や異臭がでてしまう』

 

悩みに悩んだ結果、

 

 

 

閃きました。

 

『それって、外せないの?』

 

 

 

車屋さんに電話で提案したところ、

『外す!? いや待てよ、過去に違う車種だったけど、外した事あるような気がする。。 確認させて下さい!!』

 

10分もせずに折り返しの電話が掛かり、固唾をのんで電話越しに返答を待ちます。

 

 

電話越しの車屋さんの声は、どことなく明るい気がしました。

 

 

でも、そのトーンは

 

『社長、やっぱ無理っすwww』

にも繋がりかねないトーン。

 

 

10年以上お付き合いしてますが、毎度緊張します。(日頃からどれだけ無理難題を突き付けてるんやって話なんですけど)

 

 

(今回はどっちだ?どっちなんだ!?)

 

 

僕は耳を澄まして答えを待ちます。

 

 

 

 

そして、車屋の返答は、、

 

 

 

 

 

車屋『社長、外せますwww』

 

 

僕『じゃ、それでwww』

 

 

何と、外すだけなんで1万円も掛からずに外せました。

 

 

もちろん、残り1か月間は暑さに耐えたのは言うまでもありません。。(ミニキャブに当たった人ごめんね。。)

 

 

しかし、暖房はエアコン回さなくても温まりますので、12月以降は比較的快適に。

 

 

もうすぐお別れと思うとなんか寂しい気もしますが、車検という現実には勝てません。

 

後3か月。

 

できるだけ大切に乗ろうと思いますが、ミニキャブにはとにかく

 

『もう故障するなよ』

 

と言い聞かせてます。

 

 

 

お疲れ様。ミニキャブ