平凡が一番難しい

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人口減少ってそんなにヤバい事なの?

news.yahoo.co.jp

全国の市町村の半分以上が『過疎地域』になったという記事。

 

なんか、記事を読んでると『日本は相当ヤバい方向に向かってる』という印象を受けるのですが、『本当にそうなん?』って思ってます。

 

だって、思考のベースが『現状維持』になってるから、『このままでは維持できない』ってなってるだけで、人口減少に合わせた新たな日本を考れば良いだけの事だと思うんですけどね。

 

現状維持をベースにしようとするから、人口減少(少子化)が問題になったり高齢化が問題になったりするだけで、人口を集約した方が効率が良ければ集約する方法を考えれば良いし、分散しててもIoTの活用で新たなビジネスが生れるならそれでも良いと思っています。

 

実際、高速道路や上下水道も含めた生活に欠かせないインフラの維持整備に関しても、人口が増えた時に作り過ぎただけの話なんで、少々不便になっても ”減らしていく” という決断をすれば良いだけだと思うんです。

 

だって、人口が減ってる地域に行く必要は無くなる訳ですから、市町村合併なんかで目先の人口数だけを維持しようとするんじゃなくて、高齢者であってもインフラが整ってる隣町にでも移住して貰うなど、『えいや!!』と思い切った施策を打ち出して、少々強引でもやっちゃえば良いだけの事です。

 

日本だと、それを言えば直ぐに ”権利の主張合戦” が始まりますが、この国民性が本当に面倒ですよね。

 

全然合理的じゃない。

 

だって、現実見たら分かりますよね。

 

人口減ってる街が点在し、それぞれを結ぶ道路や電線や水道などのインフラを維持しなきゃいけないって、どう考えても超非効率だし合理的じゃない。

 

そして、無駄に人が増え続ける大都市。

 

結局、このまま大都市に人が集中し続ければ、またインフラを大きくしなきゃいけなくなります。

でも、人口の母数は減ってるんですよね。

 

何百年か先かは分かりませんが、このまま人口が減少すれば、いずれは東京ですら街の規模を維持できなくな可能性だって、ゼロじゃないですよね。

 

かと言って、日本人が数百人単位になるっていうのは現実的じゃないし、あり得ないのでそんな話はしませんが、人口が1億人を切っても十分豊かに暮らしていける日本を、今の内からイメージしておくことが大事なんじゃないかと思います。

 

これからは、市町村合併などという、目先の数字の誤魔化しみたいな小手先だけのテクニックを使うんじゃなくて、人口減ってるA市から維持してるB市に移住させる位の大改革が必要です。

 

もし、そこから人口が増えれば、広げていけばいい。

 

『代々受け継がれた土地』とか『やっぱり生まれ育った土地が良い』とか、そんな概念が本当に必要なのか。

それが日本国民全員の利益に直結しているのか。

一人一人が真剣に考えて、自分の権利ばかりを主張するのを止めないといけない時代に来てるんだと思いますね。