平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

少子化がなぜいけないのか教えて欲しい

8日振りの休日を、子供達と公園で過ごしながらの更新です。

 

大人のマスク着用率は65%くらいでしょうか。

以前に比べると、やはり意識は薄れてきてると思います。

この連休中は観光客も激増していて、有難い事に客室清掃の仕事はフルでご依頼を頂いてる状況で、少しずつですが、意識がコロナ一辺倒でなくなってるのは良い傾向だと思います。

 

そんな中でも、JRや市営バスなどの公共交通機関が減便を検討しているとのニュースがありました。

理由は、「コロナで乗客が減った」というのもある様ですが、もっと深刻な理由としては現場の人手不足と高齢化だそうです。

特に鉄道は深夜のメンテナンス部門が深刻な状況にあるそうで、これまで続けてきた拡大路線によるエリアや車両の増加が、昨今では重くてのしかかってるそうです。

 

結局のところ、現状を維持する為には現場に若手を採用するという方法を選びがちですが、本当にそれしか答えは無いのでしょうか??

 

特に日本という国は元々資源が少なく、輸入して加工(製造)して海外に輸出する事で発展してきました。

 

何故か起こったベビーブームにより人口は爆発的に増えましたが、技術を持った日本はそれに耐えられるだけの雇用を確保できたのです。

 

しかし、時代の流れによって技術と情報は日本国内だけの物では無くなり、次第に競争相手が増えていく事に。

その先は先進国のみならず、途上国にまで広がった事で日本は完全にイニシアチブを失って行きました。

 

しかし、その解決策にまで、少子化対策が争点になる事に違和感を感じています。

 

確かに、これから増え続ける後期高齢者を支える為には莫大な財源が必要です。その為にはより多くの納税者が必要となりますが、どうもそこにしか着目してない様な気がしてなりません。

 

しかし、少子化が続いてる以上、いつかは高齢化の時代は横ばいへと転じ、最終的には必要な財源は右肩下がりになるはずです。

という事は、莫大な予算を必要とするのもここ20年程度ではないでしょうか??

 

要するに、少子化や人口減少を是として、国全体をダウンサイジングして行くことも考えて良いのではと思います。

 

道を作れば維持費が掛かります。

 

ハコモノ作れば維持費が掛かります。

 

20年後に向けて国会議員の定数削減や、役所の職員さんが担う業務をAIやIoTで効率化して削減するなど、今のうちにから進めておけばそんなに人口増加に拘らなくても良い様な気がします。

 

しかし、その為には現代の我々は負担を覚悟しなければいけません。

 

それこそ、新たな日本のあり方を作るには相当な覚悟とお金が必要です。

ですが、むやみやたらに「産めや増やせや」の政策ばかりを打ち出すのではなく、『日本をダウンサイジングするとなれば』という、もう一つの視点を準備しておく必要があると思います。