平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

たまーにセミナーの講師やってます。

年に数回、創業セミナーやビジネスプランセミナーの講師をさせてもらっていますが、今回は中津市主催の創業セミナーにお邪魔してきました。

 

11月は2回のプログラムに参加させて貰ったのですが、僕の担当は主にブラッシュアップの部分で、参加者の皆さんが書いて来てくれる ”宿題” を基に話を進めていきます。

 

皆さんの人生の体験から紐解きを始めて行き、ビジネスモデルの着想を得た経験などの実体験を基に、そのビジネスが『何故必要とされるのか』を探ります。

 

お金の話は一旦置いとくとして、ここで大切なキーワードが『そのサービスが誰を笑顔にするのか』というターゲティングが明確かどうか、ここを探る必要があります。

 

他の創業セミナーに参加した事のある方の中には、そのセミナーのメンターから

『マーケットが小さい』

『それを望むのはマイノリティだけ』

『それを入り口として、ここまで範囲を広げるモデルにしては?』

などと刷り込まれているケースが多い為、ここでは敢えて絞り込む作業を行います。

 

最近のセミナーといえば、

ステークホルダー』とか

『上場』とか

ユニコーン企業』とか

『IoT』とか

SDGs』とか、

なんかその時に流行っているキーワードでビジネスモデルを作らせようとする傾向にありますよね。

ビジネスモデルを作る→派手な会場でプレゼンする→投資家から資金調達する→上場を目指すみたいな。

 

もうね、正直言うと全く無駄ですね。

 

創業で大切な事は、課題や問題を感じた人が、同じように悩んでる人を笑顔にしたいと思う動機なんですよね。

創業って、そんなもんなんです。

 

そう考えると、マーケットが小さかろうと、マイノリティを対象としていようと、それで良いんです。

 

1円を100万人から集めても、1,000円を1,000人から集めても、同じ100万円です。

 

僕は、携帯電話会社が今まで儲かり過ぎていたと思っています。

 

そして、近年思うのが、製油会社や石油元売りは公共事業とするべきだという事です。

 

九州の石油の値段が全国的に見ても高い理由が、石油からガソリンを生成する製油会社が大分県に一社しか無く、その事により競争が働かない事が原因です。

 

『競争が無い=価格が上がる』という構造がある事業は、公共事業にするべきです。

 

 

話は逸れてしまいましたが、『誰に売るのか』が明確になっていないビジネスは絶対に破綻します。

そして、資本力の少ない創業時に、より多くの人へアプローチを試みれば、広告宣伝費だけでもべらぼうな金額になるのは想像できますよね。

 

何か、都会で叫ばれてるカッコイイキーワードに沿うのではなく、

『その人が』

『何故創業を志し』

『誰を笑顔にしたいのか』

 

ここに特化したセミナーをやってます。

 

来年二月は杵築市にお邪魔しますが、

毎年、中津市 杵築市 臼杵市 で定期セミナーを開催しています。

そして宇佐市にも不定期ですが呼んで頂いていますので、ご興味のある方は是非お申込みください。

 

近々、今僕が進めてる『社畜のオアシスプロジェクト』について書いてみたいと思います。