平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

社員教育って、絶対にアウトソーシングできないと思ってます

社員のモチベーションを上げる方法。

アンガーマネジメント講習の必要性。

自発的、能動的に動く組織の作り方。

 

会社としての課題について、その原因がベテラン社員か新入社員に有ると仮定して、様々な研修に参加させる会社がかなりあります。

 

資格取得の為の講習ではなく、あくまで精神論を叩き込む為の研修です。

 

日本って、決められた時間に出社して、定時までちゃんと仕事する事を美徳としますよね。

なので、『混まない時間を狙って、早目に昼ご飯を買いに行く』は職務規定違反になります。

 

でも、たまーに約束を守れない人が出て来ますし、会社(社会)の色に染まらない人が一定数出てきます。

 

そんな人が現れた時に会社がやっちゃう過ちが、『他社が企画する研修に参加させる事』です。

 

 

 

うだつの上がらない30代以上の社員に対して、未だに指示を与えていませんか?

 

成功事例を紹介して、『こうやると成績上がるよ?』とか、『こうやって成績上げた人がいるよ?』とか言ってませんか?

 

『ウチの社員はそもそもモチベが低い』とか

『考えて動ける奴が少ない』とか。

 

それは単純に“一回やってもらう”事をしてないだけなんです。

 

失敗=非効率

 

と考える人は少なくなく、出来るだけ失敗を減らして効果を最大化しようとします。

 

そこが落とし穴なんですねー。

 

“とりあえずやってみる”事が社風になれば、今まで思いもよらなかった工程を見つける事も有りますよね。

そして、失敗からしか学ばない事も沢山あります。

 

でも、新たな工程を見つけたり、失敗から学ぶ時間を確保する事を会社は嫌います。

 

なので、『そこを端折れるよ?』と言われた研修に出すんです。

 

でも、結果は見え見え。

 

 

とにかく、『これ、やってみない?』

『次はここを目指さない?』

『ここを何とか盛り上げてよ』って、仕事を振らなきゃ。

 

そうすれば、わざわざお金を出して外で研修する必要は皆無になります。

 

自分でやりたくない(できない)から外に出す。

 

そんなやり方してる日本企業は、長く持たないと思いますね。