いやー、理不尽な要求ってありますねー。
そんな要求をどうやってすり抜けるか。
その部分も経営者の能力として、必要だとつくづく思いました。
今日は、第一線を退かれた先輩経営者とお話をさせて頂く機会があったのですが、その方は『良い経営者とは』『良い会社とは』を常に問い続けられたそうで、様々な会に所属したり、様々な勉強会に参加されたりと、とても勉強熱心なお方です。
それでいて、僕の様な若造の意見も聞いて下さる。
その方は自分の親父と同い年で、息子さんも僕と同い年らしく、なんだかそれだけて親近感が湧きますよね。
そうやって、ざっくばらんにお話をさせて頂く中で、『社員教育って、特になにかされていますか?』とのご質問。
僕は、『未熟な自分が教えられる事は限られると自覚しているので、従業員さんが経験出来るチャンスを与える様にしています。』
と答えました。
それには、『なるほど。』という様な反応を示されましたが、その後の
『それと、ウチは朝礼もやってないんです』
という言葉には、かなり動揺されてました(笑)
その方は、『社員のモチベーションを上げる為には、朝礼が必要』と思っていらっしゃいます。
なので、『ウチはやらない』発言には、結構前のめりで『それには、何か考えがあっての事??』と。
僕は、『これをやったら社員のモチベーション上がりました!』とか、『これをやったら売上が倍になりました!』というお話を聞くと、『それとは違うやり方で超えたいと、思っちゃうんです。』と、答えました。
確かに、成功事例を参考にすれば、近道かもわかりません。
それに、違うやり方が成功するとも限りませんし、失敗する可能性も低くはありません。
でも、成功も失敗も含めて、その体験は大きな財産になると思うんです。
経営上の失敗には、大きなリスクを伴います。
だけど、リスクがあるからこそ、真剣に取り組めると思います。
1冊500円のパンフレットでも、無料で支給されればバンバン配りますが、自分で買うとなると『できるだけ有力客に渡したい』という心理が働きますよね。
それに、朝礼も含めてですが、重要なのは中身ですよね。
従業員さんの時間を使うのであれば、それこそ準備をしっかりして臨む必要があると思います。
でも、僕はそこに自分の時間を使う気にはなれません。
これが正しかったかどうか。
答えはまだ先でしょうが、今の所は問題なく、前年比を超えています。