平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

法律は、知ってる人しか守ってくれない

またやっちゃいました。

 

ウチで雇用してる職員さんの中には、重度身体障害者が一名います。

 

その方を対象とした『特定求職者雇用開発助成金』の支給が行われるタイミングになったので、管轄のハロー○ークから電話がありました。

 

内容は、

ハ『助成金の支給対象から外れたので支給できません(キッパリ)。』

 

僕『何で?』

 

ハ『トライアル雇用を利用した場合、雇用日から2週間以内に“計画書”を提出して頂かないといけないのですが、その提出がなかったので。』

 

僕『それ何?』

 

ハ『は?制度を利用する上で、内容を把握せずに利用されたんですか?』

 

僕『いや、お宅の担当者がトライアル雇用にしませんか?って言うからしたんだけど、その時に計画書の事なんて言ってなかったよ?』

 

ハ『ですから、トライアル雇用の案内には明記してますから。求職者が持ってきた紹介状にも明記してあります。読まれてないんですか?』

 

僕『いやいや、そんなん読むわけないじゃない。紹介状もそうだけど、履歴書持って来たご本人さんを前に、今からトライアル雇用に関して熟読するから待ってなんて言う人いないでしょ? なんで紹介の電話の時に教えてくれないの?』

 

ハ『聞かれてない事にはお答えしませんから。そういう方針です。』

 

僕『は?理解してないのに質問出来る人いるの?』

 

ハ『聞かれたらお答えする様になってますので。』

 

こんなやり取りより、もっと酷いやり取りを1時間みっちりやりました。

 

行政サービスって、区民、市民、県民、国民がより良い生活を送る為に提供されてると、思っていました。

 

事実、今までも心ある行政マンから色んな事を学びましたし、助けて貰いました。

 

でも、ほんの一部には必ず居ますよね。

 

『ダメなものはダメなんです。』

『こちらのミスではありません。』

 

って言っちゃう人。

 

こちらからすれば、

『ダメにしたのはそっちのサービスの低さが原因』

『ミスはミスで認めて妥協点を一緒に探ってよ』

です。

 

『権限を与えられた』事で、『権力まで得た』と勘違いしてるとしか思えません。

 

職責上の権限は、主権者たる国民の一人として認めます。

 

でも、“ルール”を盾に『(私が)ダメといってるからダメなんです』という口振りには到底納得できません。

 

今回の件で本当に学びました。

 

ハロー○ークを利用する際には、法律を全て網羅して置かなければいけないという事を。

 

いやー、こんなに面倒な所だったんですねー。

 

ハロー○ークの担当者に言わせれば、知らなかった僕は“無能”な経営者という事です。

 

ウチは半官半民なので、行政をパートナーだと思っていますし、上下なんかは勿論無いと思っています。

 

日本人らしく年上は敬いますし、年下とも出来るだけ円滑な関係性を築く事が大切だと思っています。

 

なので、パートナーに“見放された”と感じたこの瞬間は失望以外にありません。

 

この怒りを胸に秘めて、パートナーとして歩んでくれる行政マンと、世の中を少しでも良く出来る様に明日からも頑張りたいと思います。