平凡が一番難しい

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正規、非正規の格差是正に繋がらない

「完全勝利、大勝利や」日本郵便の契約社員ら判決に歓喜(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

 

この判決が『格差是正に繋がる!』と期待する人もいた様ですが、そうならない事を前提とした方が良さそうです。

 

というのも、

①手当の部分が争点であったこと

②郵便局は正規も非正規もほぼ同じ仕事内容であること

が要因です。

 

とても重要な視点が、郵便局の場合は正規も非正規も仕事内容がほぼ変わらない事です。

 

というのも、あのバイクに乗って郵便物を届けてるのは正規社員に限らないし、非正規社員にも限っていないと言う事です。

要するに、正規も非正規も同じ仕事をしているという事。

 

随分前の事ですが、非正規の郵便局員と接点があった時に話した内容で印象的だったのが、『バイトでもボーナスが出る』

『バイトから社員になる話がある』

『非正規の配達員でも、(ローンを組む時など)信用がある』

というものでした。

 

要は、世間的には正規も非正規も隔たりがほぼ無いという事です。

 

裁判官は、めっちゃ調べて判決出します。

 

そりゃ、人の人生を左右するんですからめちゃくちゃ慎重になりますよね。

 

そうやって調べた結果、元々国営だった郵便局と民間では、何かと違いが出ます。

 

なので、昨日までの100%民間企業への裁判官の見方と元国営の郵便局への見方は全く別物と言う事です。

 

なので、今回の判決が『非正規社員への追い風になる』という見方は期待しない方が良いでしょうね。

 

そう考えると、やっぱり報道ステーションの見解や報道はイマイチとしか言いようがありませんね。