平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

労働条件の格差について、判決が出たようです。

先ほど、昨日上げるはずだった記事をアップしたのですが、判決が出たそうなので見てみると

news.yahoo.co.jp

という事で、原告側の全面敗訴となりました。

 

皆さんは、この記事を読まれてどんな感想を持たれましたか?

 

僕は、経営者としての側面からみると『ホッとした』というのが正直な印象で、労働者の側面からみると、『こんなの認められる訳ないよね』というのが正直な印象です。

 

もし、その会社や仕事が好きで、退職金やボーナスを貰える待遇を望むのであれば、社員になれるように頑張ります。(社員にしか退職金やボーナスを支払う規定が無い会社であれば)

 

こういう判決が出ると、必ず出てくるのが直ぐに海外と日本を比較して、『先進国の中で日本はこれだけ遅れている!!』を主張する頭の良い人です。

 

なぜ、海外と日本を比べるのでしょうか?

 

その比較対象の海外は、日本と同じく資源に乏しく、労働人口が減少していて高齢化が進んでいるのでしょうか?

条件が違うもの同士を比較する事自体がナンセンスだと。

 

その上で、確かに日本としては、今後も労働条件の改善に努めるべきでしょう。

 

それは、終わりなき挑戦でもあります。

 

ある意味、日本はパートタイマーという雇用形態を作る事で、働き方の自由度を高めてきたという側面もあります。

 

会社に縛られない分だけ、時間や曜日に自由度があり、なんなら副業だってできます。

 

だとすれば、同一労働同一賃金はその自由が無くなる事を前提に定義するべきでしょう。

 

先ほどの記事にもありますが、もっと自分自身が主体となって、仕事の中身も収入面も、自分で獲得する時代になってると思います。

そういう意味では、”労働者” や ”経営者” という定義自体が古いのかも知れませんね。