従業員さんが10人ほどいらっしゃる企業の社長様が、
『僕はねー、部下に対していっつも言ってる言葉があるんですよ! それはね、出来ない理由を探すなと。やれる理由を探せ!とね。』
ふむふむ。確かにそうだと思います。
そこで、そう仰る方に対して僕は質問しました。
『そう言えば、あの土地の活用方法って、何か決まりました?』と。
すると、TOP曰く
『いやー、あそこは結構近隣住民がうるさくてねー、、。 しかも、市街化調整区域にも入ってるし、、。』
っておい!!出来ない理由を探さないって言ってたじゃん!!(笑)
言ってる事とやってる事の整合性を保つって、難しい事なんだなーとその方から深く学びました。
今回のテーマはちょっと雑談なんですけど、僕は親父から年間10冊弱の小説を貰います。
親父はその2~3倍読んでて、その中でピックアップしてくれてるそうです。
僕が本を好きになったのも、親父がくれた 山崎豊子原作の『沈まぬ太陽』を読んだのが切っ掛けでした。
確か、全5巻だったと思うのですが、その内の2巻までを貰った僕は、余りの面白さに直ぐに読破しましたが次の3巻以降がなかなか届きません。
業を煮やした僕は書店に走り、残りを購入。
その事を親父に電話で告げると、
『おー、やっと買ったかー。今度貸して。』
って、完全に嵌められた!!
2巻を餌に残りの3巻を買わせるとは!!
” 海老で鯛を釣る ” とは正にこの事。
沈まぬ太陽の中身の他にも、学ばせてもらった感じです。
その後も、親父からは『今のお前にはこれ』といった具合に本を提供してくれています。
どの本もその時の僕にピシャリの選抜でいつも驚かされます。
しかし、これは親子だからこそできるような気がしてなりません。
なので、僕は人に本を勧めるのにはとても抵抗があります。
『どんな本を読みますか?』と聞かれれば、『最近はこれを読んで良かったよー』とかは言いますけど、『ぜひ、これ読んで!!』とは絶対に言いません。
本を読むって言うのは、個人さもありますが、映画の様に決まった時間内で終えるものでもありませんので、その方の時間の使い方に影響します。
本を勧めるという事に関して、僕としてはその人の時間を使ってしまうような気持になるんです。
なので、『これ読んでみて!!』とは言えないんです。。