平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

二人の“師”がいれば人生変わるよ

路上を走ってると、若葉マークの運転者が増えてるのを実感する時期となりました。

 

初心者にとって、公道を走るのは多少なりとも緊張するものです。

 

しかも、卒業旅行シーズンという事もあり、初心者が友達乗せてナビを頼りに見知らぬ土地を走る。なんて事が大いに起こります。

 

別府は観光地なので、彼らが安全に通行できる様に、いつも以上に配慮したいものです。(特に別府は運転マナーが悪いので)

 

 

さて、今日のテーマは“師”についてです。

 

皆さんには、“師”と仰ぐ人が身近にいますか?

 

また、どんな人を“師”としたいと思いますか?

 

 

僕の場合、『この人の逆を行こう』と思う反面教“師”と、『この人ならどんな行動を取るだろう』と指針にする心の“師”の二人がいます。

 

どれだけ個性が認められる世の中になったとしても人としての“正しさ”は普遍的なので、自分が正しいと思う事をどんな形であれ主張したとしても、それが間違いであるならばその間違いに気付き、人生を修正していかなければいけません。

 

時として、人はひと時の“成功体験”を得る事で『自分は特別』だと錯覚し、自叙伝を出してみたり講演活動に勤しんだりしがちです。

 

そういう形で乱立しているのが、所謂ビジネス本ではないでしょうか。

 

“凄い”とされる人の側近歴があったり、“上場企業の社長”との接点があったりするだけで『自分は特別』なんて勘違いする人が溢れ、それを本にしたり講演したりするんですよね。

 

そして、それを有難そうに買って読む事で、『自分も近付けた気持ちになる』または『そんな人の本を読んでる自分は意識高い』なんて錯覚を起こします。

 

僕は、これを“ジャッキー・チェン現状”と呼んでます。

 

彼の映画を見た男子は、映画館を出る頃には酔拳を操るジャッキー同様に酔っていて、自分が強くなったと錯覚を起こしてしまいます。

 

が。さて、映画を見ただけで、本当にジャッキーの様に強くなれるのでしょうか?

 

答えは分かりますよね。

 

酔ってるだけですから、醒めたらただの人です。

 

 

要するに、ビジネス本も、セミナーも講演会も研修も全く無意味だと思ってます。

 

そんな事より、毎日30分でも良いのでその日の自分の行動や発言を振り返り、それによって周囲にどんな影響を与えたのかを自覚する習慣を身に付けた方がよっぽど有益です。

 

何故なら、それは自分の行動に対する振り返りであるからに他なりません。

 

他人の話を聞いた所で、その時は『そうだったのか!なるほど!!』って思っても、同じケースに遭遇する事はまず有り得ないので、他人の経験を自分に落とし込む事自体がそもそも意味を成さないんですよね。

 

であるなら、常に自分の行動や発言を振り返って自分に落とし込む方がよっぽど現実的かと。

 

そして、その“反省タイム”に必要なのが二人の“師”の存在です。

 

自分が正しい方向に進んでいるかを両極端の視点から見る事が大切なので、“悪”と“正義”の両方から自分を見つめる為には、両極の視点が必要なんです。

 

若いうちは、会社の命令で研修に参加する事もあるでしょう。

 

でも、そんな時こそ研修に送り出すという判断をした経営層の心理を考えたり、研修をしてる人の腹の中を探る事に注力してみて下さい。

 

直ぐに無意味な時間で有る事が理解できるはずです。