『感性を磨きなさい』とは、僕がサラリーマンをしていた頃(当時21歳)、営業部門で唯一の女性店長を務めておられた方の言葉です。
どうやらこの感性というものはお勉強では身に付かないらしく、日々の生活を生きて行く中で"それ"を意識している人にしか身に付かないという厄介な代物。
何が厄介かと言うと、意識する事を先ずは意識していないと忘れちゃうという事。
要するに"それ"を意識して行動できる様になる為には、意識して行動できる様になる様に意識して行動する必要があると言うことなんです。(意識の回数あってる??)
感性って物凄く幅が広くて、人との会話の盛り上がりと盛り下がり、繁盛してる店とそうでない店、事故に遭いやすい場所と遭い難い場所、買ってくれそうなお客さんとそうでないお客さん、綺麗や完璧の度合い、求められている質の見極めなど多岐に渡ります。
その中でも最も鍛えられたのが、教えてくれた店長さんが女性だった事もあってか、多くの人に受け入れて貰える様に工夫する様に言われたのが"見た目"の部分です。
靴を磨け
腕時計しろ
爪は短く
髭は剃れ
髪は整えろ
ネクタイ歪ますな
襟元綺麗にしとけ
と言った具合に、その当時は特に清潔感の事を言われました。
店長曰く
『それが出来てからモノを言え』
厳しい。とても厳しい。。
今の仕事で、全てが生きてる訳ではありませんが、端っこの部分は生きてると思います。
第一印象が悪くなければ、後は様子を見ながらお客様との距離感を絶妙に近付けたり離したりするだけ。
その距離感も店長曰く、『感性』。
『感性を磨く事がクセになれば、それを意識しなくても勝手に磨いてしまう自分になれる』
とも言われてましたが、そこに到達するにはまだまだ時間がかかりそうです。。