平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

僕がビジネス系書籍を読まない理由

この記事はスマホから書いてるので、編集が行き届きませんがご容赦下さい。

 

 

さてさて、皆さんはビジネス系の本を読んだり経営に関するセミナーなどに参加した事はありますか?

 

やはり僕も約5年ほど前まではいわゆるビジネス本を買ってました。

 

その理由としてはそもそも大学も出ていませんし、ちゃんと経営というものを学んだ事が無いからです。

 

会社の組織が大きくなってくると先輩経営者のうまくいってる部分を学びたくなったり、失敗を教訓にするべきだと思い込んでいました。

 

例えば国内から海外まで一代で上場まで到達した経営者の本は、特に興味がありました。

 

でも、ある事に気付いてから買うのをやめてしまったんです。

 

 

そのある事とは

 

『物事は何を言われるかよりも、誰に言われるかが重要だ』

という事に気付いたからです。

 

本の場合は表紙にその人の経歴やこれまでの実績などが書かれていて、

『それなりに凄い人なんだろうなー』

とか思いながら本を選び、

『この人の言う事なら間違いないだろう』

という思い込みで購入してしまいがちです。

 

しかし本を読み進めて行くと、確かに

"そんな感じ"

な事が書いてありますが何故かイマイチ心に刺さりません。

何なら、

『何百人もの経営者と一緒に仕事をしていて信頼されてる』(自称)

という方の本を読んだ時に

『敷居が高い』

の使い方をどえらく間違われてた時は興醒めしました。

だって、何百人もの経営者と関わり、それをステータスとしてるのに日本語が正しく使えてないというのは余りにも頂けないと。

背伸びをせずに本当に理解してる言葉をチョイスするべきだと思いますし、何ならクイズ番組でも見て勉強された方が良いのではと。

 

 

そんな時にふと思ったのが

『僕はこの著者(及び講師)をそもそも信用して無いな』

と。

 

一言ひとことが刺さらないのも "そもそも" その人を信用して無いからだという事に気付いたのです。

 

 

セミナーもしかり。

 

同業で成功してる人の話を聞いたって、そもそも環境も資源も資金力も何もかもが違う人の話を聞いたとして、またそれを実行したからといって、必ずしも成功するとは限りません。

 

であるならば、自分の置かれた環境下でいかに成功を勝ち取るかを自分で考える必要があると思います。

 

そうすると経営者として必要不可欠な哲学を身に付ける必要があり、それを根本として行動指針を決定して行く必要性を痛感するはずで、

その上で根本となる哲学を身に付けつつも先輩経営者から学ぶ事で自分にフィードバックをする。

そして、自分なりの解釈で判断出来るのだと気付くのだと思います。

 

しかしその努力を自分自身の能力でやろうとせずに、手っ取り早く本やセミナーで知識ばかりを得ようとしてもそれはそもそも無駄なんだと。

 

 

結局の所、僕自身が『何を言われるかよりも誰に言われるか』を重視してる以上、僕自身が"誰"の部分に当てはまる人にならなければいけないと感じています。

 

『あんたが言うなら間違いない』

『あんたに言われて理解できた』

 

そう言われる人間にならないとと。

 

でもしかし、一朝一夕にはそうなりません。

 

とにかく苦しんで、悩んで、もがいて、心が折れて。

 

でも、そこから這い上がった人にしか見えない景色がある。

その景色を見た人にしか出せない言葉がある。

また、その景色を楽しめた人にしか、持てない確信がある。

と僕は思います。

 

1円を0から生み出す苦労は、やった事がある人にしか分かりません。

 

これは、手持ちの物を質屋かリサイクルショップに持ち込む様な有限の作業ではなく、継続して売上や利益を生み出す仕組みを作る苦労です。

 

これを経験せずにコンサルを名乗ったりプロ経営者を名乗る人が余りにも多すぎると感じています。

 

どこかに雇われてサラリーが保証されていたり、どこかの組織からお客を抱えて独立してるコンサルには特に注意が必要です。

 

"誰に言われるか" を重視した場合、何より大切なのは人間関係です。

なのでその関係性の構築も無いままに集められて、

『はい、この人は凄い人なので話を聞いて下さい』

と言われても

『なるほどしっかり聞きます!』

とはならないと思います。

 

これは努力次第で誰でもなれるものであり、役職や年齢、性別などは一切関係無いと実感してます。

 

だからこそ少しでも自分を高めていける様に、僕も日々を大切に積み重ねたいと思います。