平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

酒癖の良さと金払いの良さで人格が分かる

昨日は、別府商工会議所青年部のメンバー10名で九重町まで災害ボランティアに行ってきました。

既に何回か作業に入られていたので、割り振られた所は午後の早い段階で終了となりましたが、まだまだニーズがあるようなので、また行きたいと思います。

 

さて、昨日の作業中にYEGの後輩君と少し話をする機会があり、将来的に会長を目指す彼に対して老婆心ながら少しアドバイスをさせて貰いました。

 

彼はいわゆる二代目ですが20代後半と若く、まだ事業承継は済んでいませんので役は付いていますが社員扱いです。

 

そんな彼は青年部活動にもとても積極的で、青年部でも委員長の役を受けるなど人望もあります。

 

ただ、僕が彼に対して一番危惧している事は、彼はお酒による失敗が多い事。

先日も夜遅くまで深酒してしまい、泥酔してお店で嘔吐してしまったのですが、これが初めてでもなく、過去に何度もたしなめてきましたが一向に改善される様子がありません。

 

先述したように、彼は将来的に会社を継ぐ可能性もありますし、別府YEGの会長に名乗りを上げるかも知れません。

 

そんな彼に徹底して伝えたのは、

『上に立つ者は、酒癖と金払いに気を付けろ』という事です。

 

『今のままの君では、君を会長候補に推せない』とまで伝えました。

 

なぜこの二点を伝えたかと言うと、どちらも ”人前で行う事” だからです。

 

人目に付かなければ何をやっても良いとは言いませんが、会社や会を代表する人物像として恥ずかしくない行動を取らなければ、品格が疑われかねません。

 

彼は、

『二日酔いしない為に薬は飲んでるので、仕事には差し支えていないのですが、、。』

とも言っていましたが、僕はそれを聞いて逆にそんな薬を飲むのをやめる様に勧めました。

やめる様に勧められて訝しがる彼に、僕は続けて

『後悔しないから節度を無くすんだよ。昨日の自分を恥じたり後悔するから成長があるんだ。』

と説明すると、彼も納得した様子で薬に頼らないと宣言してくれました。

 

以前、居酒屋さんのトイレで見かけたハガキに書いてあった言葉に、

『お酒が人を変えるのではない。お酒がその人の本性を暴くのだ。』

とあり、僕は深く共感しました。

 

僕も、過去に何人もの財布からお金を取り出し、一応本人に同意を得た上で(本人は泥酔していて話になりませんが)お店への支払いを代行した事があります。(その時はメモ紙にいくらをどこで払ったか書いてます)

 

彼にこのままじゃ君を推せないと、強い口調で伝えたのには理由があって、会の規則として役職や事業は単年度制となっていて、毎年8月頃になると会員の中から基準を満たした人の投票によって選ばれます。(具体的にはもう一段回あります)

 

という事は、会員の総意をもってその人を選んだ事になりますので、その自覚がない人は会長には適さないという事を伝えたかったのです。

 

過去にも上場企業の社長さんと酒席をご一緒させて頂いた事がありますが、成長を続ける企業の社長さんほど謙虚で酒癖が良く、金払いとなると尚更という方々ばかりです。

 

中には手癖が悪い人はいますが、そんな方を見るととても残念な気持ちになります。

社員さんに聞いても、やはりその点を嫌がる方が複数いらっしゃることにも危惧してます。

 

酒癖は自分の意識でどうにでもなります。

金払いについては払えないなら飲みに行くなという事です。

 

僕も40歳を過ぎたのと、このコロナ禍の影響で宅飲みが増えた事で、最近では22時には眠くなる始末です(笑)

 

なので、飲みに出る機会が増えてきたら、僕も酒癖が悪くなったりしない様に心掛けようと思います。