平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

現状を変えたいのであれば、代案を出さなければいけない

皆さん、お盆休みはゆっくり過ごされましたか?

 

僕は、子供たちをリフレッシュさせるために全力で子供と遊んだ後、墓参りにも行って盆休みらしく過ごしました。

 

今日も危険な暑さが続くそうなので、体調管理には気を付けたいと思いますし、皆さんも気を付けて頂きたいと思います。

 

 

さて、今日は朝一で商品の納品に行ってきたのですが、実はこの商品は15日(土)までの納期の商品でした。

 

納期が遅れてしまい、先方さんには大変なご迷惑をお掛けして申し訳ない所ですが、実は以前からこの問題が多々発生していました。

 

その原因の一つに、以前まであった指示書を先方さんが発行しなくなったことが考えられます。

 

このコロナ禍で人員の削減と移動を繰り返したため、これまで担当していた方もいなくなり、出来るだけ業務を削減する動きの中で指示書が消滅してしまいました。

 

この事により、何の商品がどこにあって、何コンテナ持って帰り、幾つをいつまでに納品するという事が、全て口頭でのやり取りに変わったのです。

 

 

今回も、13日(木)に引き取った商品の納期を確認したところ、

『これは盆明けで良い』

というのを確認していたのですが、思いの外早く仕上がった為、14日(金)に納品しました。

すると、先方さんも

『早く仕上がったのは良かった』

と次の商品を準備してくれていたのですが、この商品の納期は15日(土)だったのです。

 

先の商品の

『盆休み明けで良い』

というキーワードが弊社に残っていた為、14日に預かった商品の納期を確認せずに、盆明けに向けて作業を進めてしまったのです。

 

結局、その日は残業して最小個数だけの納品をお願いしましたが、これが続くようではお互いに困ります。

 

かと言って、お互いに手を煩う事は避けたい。

 

 

そこで、『商品名と納期を記す札』を作成し、朝一の納品の時に先方さんへ提案しました。

 

ベストな案としては、誰が商品を準備し、誰が引き取り、誰が納品を確認し、誰が納品したのかまで分かるものだと思います。

が、出来るだけ手をかけない事を前提とするのであれば、先ずは最低限から初めてみようと。

 

 

実は、こんな事が以前からあったので、僕は何度も指示書の作成をお願いしたのですが、煩わしいのでそれは出来ないと拒否され、結局は口約束が継続したため、この様な事態になっていたのです。

 

 

絶対に納期を守りたいウチと、守って欲しい先方さん。

 

利害は一致していますが、やり方が一致していません。

 

何より大切な事は、納期が遵守される事による関係性の安定と向上です。

 

ひと手間掛かりますが、これでミスが減ればお互いにとっては良いはず。

 

提案直後も
『それは面倒だ』
と再び拒否されましたが、

 

『せめて商品名と納期だけでも』

とお願いしたところ、受け入れて貰えました。

 

新たな事に取り組む時には、ほんの少しだけ勇気がいります。

 

折角取り組んで頂ける様になったので、これからも改善できるところは改善していきたいと思います。