平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

サラリーマンという”職種”が無くなる日も近い

いやー、梅雨が明けたかと思えばいきなりの夏本番。

 

ウチの会社でも新たな夏の取り組みとしてかき氷を始める事になりました。

 

最近雇用した社員さんが元々飲食店勤務だった為、食品衛生責任者の資格を持っており、保健所の検査も難なくパスできたのでやってみる事になりました。

 

地域に根差したサービスの展開という軸足はブラさず、何ができるかを考えていかなきゃなーと思います。

 

 

 

サラリーという所得方法が無くなる!?

 

このコロナ禍の影響だけで、既に4万人もの人が職を失っているというデータがありました。

 

中には、会社側からの早期退職希望者募集に手を挙げた人もいるでしょうが、この短期間でのこの人数はやはり異常事態だろうと思います。

 

 

早期退職者には、会社側から規定以上の退職金が支給されるケースもある為、ほんの少しでも独立してみたい、起業してみたいと思っていた人の中には背中を押される形になった人もいるのではと思います。

 

会社の看板が無くなると、自由な半面、営業面では苦戦を強いられると思いますし、独立後に十分な収入を得られる人はごく一部になるでしょう。

 

 

しかし、会社に残った人たちも安泰とはいかない可能性もあります。

 

というのも、会社を経営していると、正規での雇用の場合は特に経済的なリスクと言いますか、賭けであるとも感じています。

 

その人の働き(生産性)がどれだけのものかが分からないのに、毎月の固定給を保証するって、考えただけでもなかなかの博打だと思いませんか?

 

資金に余裕のある会社なら、100人中10人が成長してくれたらいい位の感覚でしょうが、我々のような零細企業は一発必中を狙わざるを得ません。

 

 

コロナで大企業にも動きが

 

先述したように、かなりの規模を誇っている企業ですら、人員削減に乗り出しています。

 

そうなると、企業は固定費を削減する動きを取り始めますが、人員が欠如していては生産性に直結する可能性もあり、むやみやたらに減らす事はできません。

 

そこで企業が打ち出すと考えられる方法が、

『委託契約制度』

ではないかと考えられます。

 

これまで雇用されていた社員は個人事業主となり、その企業から案件ごとや期間を定めての外注先となるのです。

 

そうすると企業は固定費を削減できる他、案件に応じて委託できるので人員に過不足が生まれにくくなるため、利益管理がし易くなります。

 

また、委託を受ける側も次の受注に繋げる為にも頑張りますので生産性はあがります。

要するに、外注先同士で競争が始まるのです。

 

 

先行きが見通せない中で新規雇用を増やしてしまうと、削減するのにまたまた大きな経費が掛かってしまいます。

 

であるならば、これからは直接雇用はせずに外注先に委託しようという流れになるのは自然な事です。

 

仕事を請ける側も、自分の裁量で仕事を請けられますし、単価の交渉も自分でする事ができますので、ワークライフバランスの面からも正常に近づく可能性もあります。

 

 

しかしここで困るのが、一定数発生する ”受注できない事業主” 問題です。

 

サラリーマン時代は仕事をしていなくても収入は安定しています。

 

しかも、会社側としても最近はハラスメントに敏感ですから言いたい事も言えず。

 

そうなると、色々と気にしないといけない人に仕事を振ろうなんて思わなくなりますよね。

 

サラリーで収入を得ている方も、今の会社にとっての自分の生産能力をしっかりと見極め、尚且つ他社でも役に立てる技術や経験があるのか、自分自身を正しく再評価しておいた方が良いのかも知れませんね。

 

 参考になる記事がありましたので是非ごらんください

news.yahoo.co.jp