平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

結局はお金(資本)がある人(会社)が強いんだよなーという話

ウチの会社は昨年度実績で年商2,000万円強の弱小会社です。

今期は更なる増加を目指して頑張っていますが、それでも手元のキャッシュが潤沢なんて到底言えません。

 

限りある資本を適正に分配し、更なる利益の最大化を図る為に四苦八苦しています。

 

とある弱小投資家さんが言ってた言葉によると、「世界経済(特に株価)はほんの一握りの金持ちの胸三寸で動いている」そうです。

 

要するに、金持ちが特定の株を買いあさる事で価格が高騰、それを一般投資家が値上がりと思い追随。その瞬間に売り抜けるというのが金持ちの手法だそうです。

それが本当なら、なぜそれを知っていて株をやるのかなーというのが率直な疑問ですが。

 

それはそうと、今日はこんな記事を見ました。

headlines.yahoo.co.jp

記事を読んで思ったのが、やはり「金があるところはやるよなー」という事です。

「やる」という意味は、「凄い!!」とか「良い事やってる!!」という様な褒め言葉ではなく、「結局自分の為にお金を使うよなー」という意味です。

 

色々言いたい事はありますが、そこは割愛させて頂くとして

地方がこれだけ人材不足で悩んでるのに、東京都は潤沢な資金をばらまいて囲い込みをしようとしてるとしか思えません。

 

しかも記事にもあった様に、都の職員まで増やすような事が書いてありますが、「無職の人がいるなら新規採用だーーー!!」とも取れる内容で、それって結果的に無駄遣いじゃないですか?って事です。

 

都もそれだけ潤沢な資金が有る(日本で唯一、地方交付税交付金を受けていない)なら、もっと地方にお金が還元される仕組みを作るべきだと思います。

 

一企業が独自の取り組みとしてやるなら凄く良い事だと思いますが、都の運営は税金で賄われてます。

しかも、都民のほとんどは地方からのお上りさん。

そのお上りさんが東京で就職して納税して潤ってるのであれば、その一部でも地方に返して欲しい(できれば若者を)です。

 

先日、あのTOYOTA自動車も

global.toyota

「コネクティッド・シティ」プロジェクトなるものを発足させました。

 

この構想の素晴らしい部分と言えば、TOYOTAが独自に街を開発するので、余計な制限を受けずに、実験や製品開発ができる点ではないでしょうか。

この街のなかであれば、航空法云々で規制の対象になっているドローンだって、ある程度は飛ばし放題かもしれませんし、なんなら「空飛ぶ自動車」だって飛ばせるかもしれません。

そしてもし、この街にTOYOTA以外の企業も参入するとなると、それこそ「オールジャパン」になると思います。

 

TOYOTAはなぜこれほど大きな投資をするのでしょうか?

 

それは豊田社長も言っていましたが、「自動車産業自体がこのまま繁栄を続けるとは考えられない」というのも本音の一つでしょう。

 

でも、もう一つの本音は「TOYOTAの情報独占」でしょう。

 

あの街はTOYOTAがお金を出して作ります。

 

であるならば、イニシアティブは完全にTOYOTAです。

 

これがTOYOTAの本当の狙いだと僕は踏んでます。