平凡が一番難しい

小さな会社を経営していて感じることを、ぼそぼそと書いています。

単月黒字化を達成できた理由を考えてみる

昨日開幕した「ラグビーワールドカップ日本大会」では、大分市大銀ドームでの試合が組まれてるのですが、その日程たるや錚々たるチームが対戦します。

 

そして、僕が住んでる別府にも、実は世界上位のチームがキャンプをはることになっていて、しかも自宅がある実相寺には最近整備された多目的グラウンドがあり、そこで練習する事になってるそうなんです。

 

それに伴い、近々グラウンド周辺の道路には交通規制が掛かるそうで、子供の通学などへの影響もありそうですが、ここは「一生に一度」ということで出来る限りの協力をして、ラグビーファンをお出迎えしたいと思います。

 

 

さて、大分前書きが長くなりましたが本題です。

 

SICを設立して約1年半で単月黒字化を達成する事が出来たのですが、単月での黒字自体は今年の7月にとりあえずは達成しました。

 

その時の黒字額は6万円(笑)

 

何が要因かと考えれば、5月に利用者さんが急増し、7月に瞬間的な売り上げを計上できたことが考えられます。

 

しかし、翌月8月には23万円の赤字に。

 

これは、利用者さんの増加に伴う設備投資と雑費の増加、それに人件費などの経費も増えた事にあります。

そしてもう一つの要因が、新規利用者さんが数名定着しなかったことです。

 

利用者さんが増えたその月の経費は当月に発生し、それにともなって支出は当月又は翌月に発生します。

 

しかし、給付金が入ってくるのは翌々月。

という事で、先に支出を出したから給付金が入った月だけ瞬間的に黒字になったというだけなのです。

 

 

しかし、この黒字が出た事で、改めて様々な事を見直すきっかけにもなりました。

 

黒字化への第一歩はとにかく固定費の見直しです。

 

 正社員さんには社会保険料が付きまといますし、その保険料の額は支給額の3割にもなります。

そうなると、20万円の給料を支払う社員さんが2名いるだけで社会保険料は12万円にもなります。

 

これだとパートさんが2名雇用できる感じです。

 

その位に経費はガンガンに積みあがっていきますので気を付けねばなりません。。

 

そこで、ウチでは8月いっぱいで正社員さんが一人退職したのを機に、パート雇用へ雇用形態をシフトして採用する事にしました。

 

そして、業務のスケジュールとシフトを徹底的に管理し、最少人数で回すように心がけました。

 

コピー機のリースや損害保険料、家賃や電気代、ガソリン代などはどうしようもありません。

なので、先ずは徹底的な雇用管理で経費削減を心掛け、25%の経費削減を実現しました。

 

この事により、10月以降の見通しが立ちやすくなり、結果として黒字化を達成する事ができたのです。

 

現在は、まだ完璧に仕組みが作れていないために僕自身が休みが取れない状況が続いていますが、これも早めに解消していきたいと思います。

 

何はともあれ、交際費や福利厚生費、仕入れ先の見直しや過剰在庫の整理、支払い時期の相談などの工夫でキャッシュフローは少しずつでも改善されたりします。

 

僕は数字に強くないので、決算書の数字を完璧に理解する事はできませんが、決算書の数字が物語るストーリーを読み取る事は得意です。

 

なので、日別や月別の数字が何を意味していて、何が理由でその数字になったのか、ここに注視して今月も見届けたいと思います。